ナ・ヨンジャは医師国家試験を目前に控えた医大生。尊敬する父ボンイルのような立派な産婦人科医になるため、勉強に励む日々を過ごしていた。ボンイルは保有するビルで産婦人科の病院を経営しており、ヨンジャがあとを継ぐことが親子そろっての夢である。一方、ウナファーマーズの社長テソンは、ボンイルの持つビルを新規事業の開拓地にしようと躍起になっていた・・・。

容態が急変した産婦ミンスは総合病院へと運ばれる。気が気でないヨンジャのもとに、ボンイルから産婦は無事だと連絡が入るが、実際にはミンスは命を落としていた・・・。ボンイルは妻ハナに産婦の死を告げ、ヨンジャが子どもを取り上げたことは隠し通そうと話し合う。一方、ミンスの夫ハ・ソンジェは妻の死を受け入れられず、途方に暮れていた。ボンイルは謝罪のため、ソンジェのもとを訪れるが・・・。

テソンに弱みを握られたボンイルは、公示価格でビルを売る契約書にサインをするよう迫られる。一度は断るボンイルだったが、遺族に事実を話すと脅され、やむを得ずビルを手放すことに決める。その頃、ウナ百貨店の常務カン・ジウクはミンスの葬儀を訪れていた。ジウクは兄のように慕うソンジェを励ますが、塞ぎ込む姿を見て、かける言葉をなくす。一方、ビルの売却を知った入居者たちに詰め寄られたボンイルは、激しい非難を浴び・・・。

テソンの脅しと、入居者たちからの抗議によるストレスで、ついに倒れてしまったボンイル。年に一度の医師国家試験を翌日に控えていたヨンジャだったが、ボンイルの搬送された病院に残り、試験を放棄してしまう。手術が成功し無事に目を覚ましたボンイルは、ヨンジャが試験を受けなかったことを聞き、怒りを露わにする。一方、ミンスを失った悲しみから立ち直ることができず、生きる気力を失ったソンジェは・・・。

ヨンジャは、お金のことで言い合う両親の話を聞き、親のスネをかじって勉強を続けていいのかと頭を悩ませる。その頃、ジウクはテソンの娘イ・イェラとのお見合い当日を迎えていた。ジウクは、イェラを見てどこかで会った気がしながらも、詳しいことを思い出すことができない。ある日、ジウクは常務を務めるウナ百貨店でソンジェに働いてもらおうと、説得しに行くのだが・・・。

ジウクのスーツを汚してしまったヨンジャは、そこに偶然やってきたイェラとの会話の中で、ジウクが常務だと知る。その頃、ヨンジンは市場の人たちから、ビルの入居者にひどい仕打ちをしたと非難されていた。父を擁護しようと反論するヨンジンだったが、止めに入ったハナと口論になる。ある日、ビルを公示価格で売却していたことを知ったヨンジンらは、ボンイルを問い詰めるが・・・。