エピソード1
話 よみがえる総天然色の列車たち 第3章1国鉄篇〈前編〉
話: 「よみがえる総天然色の列車たち 第3章1国鉄篇〈前編〉」は、昭和49年から昭和61年にかけて撮影された貴重なフィルムを集めた作品です。国鉄からJRへの過渡期に活躍した列車たちが続々と登場し、今では見られない列車たちの姿を楽しむことができます。特に、国鉄末期の電車や電気機関車を中心に構成されており、同時録音のサウンドも収録されています。 昭和50年の山陽新幹線全通後も、東海道本線には九州方面などへ数多くのブルートレイン(寝台特急「あさかぜ」「さくら」、寝台急行「銀河」など)が運転されていました。 その他の路線でも懐かしい車両たちが活躍する一方、画一的なデザインから脱却した新型車両も次々と登場し、輸送体系やサービスとともに、昭和62年の分割民営化に向けて国鉄が大きく姿を変えていく様子が描かれています。 具体的には、拠点直行方式に移行して間もない貨物列車の先頭に立つ電気機関車や、特急「とき」にベテラン181系が活躍を続ける中、183系・185系など往年の国鉄形がほぼ出揃い、円熟期を迎えていた電車を中心に紹介しています。 上越線のEF15形・EF16形、信越本線のEF63形、首都圏のEF65形1000番代やEF13形・EF15形・EF57形、中央本線(中央東線)の183系特急「あずさ」や115系、身延線や飯田線の旧形国電、東海道本線の14系・24系寝台特急群や185系特急「あまぎ」、117系、中央本線(中央西線)の381系特急「しなの」、東海道本線・北陸本線(米原)などの鉄道風景が鮮やかによみがえります。