乙女ゲーム愛好者でイケメンをこよなく愛す池田好美 (筧美和子) は文芸誌の編集者。超少食で食べる事が苦手だが、急遽グルメ誌を担当することに。食に全く興味のなかった好美だったが、イケメンの新人社員・細見賢人 (井上祐貴) と食事をしたときに才能が開花! 彼女はイケメンと食事をするとムラムラし、食欲が増進するのだった。初めて食欲を感じた好美は少食改善のため“イケメンごはん”を追求することを誓う…。
エピソード1
第 1 話
重度のイケメンオタク、池田好美 (筧美和子) による企画は掲載雑誌の廃刊により消滅。急遽、脱力系おじさん、小路編集長 (竹中直人) に半ば強引に新たなグルメ雑誌を任されるが、超少食かつグルメに一切興味のない好美は意気消沈。そこに超イケメンの新人社員、細見賢人 (井上祐貴) が現れる。“ヤンキー系と無気力系を兼ね備えたハイブリッドイケメン”にテンションが上がった好美は、細見を連れてラーメンを食べに行くことに。大盛りのラーメンと餃子、炒飯を注文した細見の食べっぷりは、まるで部活帰りの男子高校生。スラっとした体型からは想像できないこの“ギャップ萌え”に好美の“ムラムラ”がエスカレートし、これまで感じたことのなかった「食欲」が目覚める…。
エピソード2
第 2 話
イケメン後輩・細見 (井上祐貴) との食事により人生初の食欲を手に入れた好美 (筧美和子)。翌日、昼に会社の同期で音楽雑誌を担当する堀みずき (秋山ゆずき) とハンバーガー店に行く予定だったが、みずきの急用により一人で訪れることに。急なお一人様ランチに戸惑いながらも店内に入ると、そこには細身、色白で金髪の、ロックテイストなファッションに身を包んだ逸材級のイケメン (鈴木曉) が。好美はその男性を「イケメンのミリオンセラー」と評し、渋谷を拠点に活動するバンドマン「ハルキ」と設定した上でまたも妄想を始める。そしてハンバーガーを手に取ったハルキ。その細さからは考えられないわんぱくな食べっぷり、ワイルドなカップのつかみ方を目の当たりにして、好美の“ムラムラ”は今回も収まらず食欲を発動させる。
エピソード3
第 3 話
グルメとイケメンを掛け合わせたグルメ雑誌の新企画『ごはん男子』が採用され、喜びをかみしめる好美 (筧美和子)。休日、近所を散歩していると偶然、雰囲気の良い和食屋を見つけ、暖簾をくぐる。軽めの食事を頼んだものの、出てきたのは「マグロ山かけ」をはじめとするボリューム満点の定食。「イケメンがいないと食べきれない…」と心配していたところ、厨房から女性に見間違えるほど可憐な容姿を持つ男子、「ユズキ」(大平峻也) が現れる。通称「男の娘」と称されるイケメンを初めて目の当たりにし、魅了された好美は妄想モードへ。そして、まかないの「マグロ山かけ」を食べるユズキ。時折、男子であることを思い出させる旺盛な食べっぷりにムラムラした好美は、またしても食欲が湧きあがる。
エピソード4
第 4 話
グルメ企画「ごはん男子」のネタを探す好美 (筧美和子) は、細見 (井上祐貴) と二人で浅草のグルメを下調べすることに。細見は「浅草 おすすめ デート」で検索をかけ、心待ちにしていた。迎えた当日、行くはずのお店が臨時休業や貸し切りになっているなど、細見のうっかり屋な性格が露呈し、二人は手分けしてお店を探すことに。好美はその道中、筋骨隆々かつ清潔感もあるイケメン人力車夫 (佐野岳) に遭遇し、興奮と妄想が止まらなくなる。「健介」と名付けた車夫に吸い寄せられ、同じ天丼屋に入った好美。そして、健介が奏でる天ぷらの咀嚼音、暴れん坊な食べっぷりに魅了され、今回も食欲が湧き上がる…。
エピソード5
第 5 話
今日もグルメ企画のネタを探すべく、好美 (筧美和子) は小路 (竹中直人) に紹介された和菓子屋へ。そこでイケメン店主、幸太郎 (内藤秀一郎) と出会い、好美は早速取材を申し込む。結果、急遽その日の夜に取材がてら、肉料理「シュラスコ」を2人で食べに行くことに。食事をしながら、和菓子屋を継いだ想い、海外進出も見据えたビジョンを語る幸太郎に後光が差して見える好美。そして、注文した肉を上手にトングでつかむ幸太郎。肉を口に運び、赤ワインを一口飲む所作の美しさに見惚れた好美はまたも妄想の世界へ。そして今宵も発動した食欲で各部位の柔らかさ、うまみに溺れていく…。
エピソード6
第 6 話
喫茶店で出会った眼鏡姿の細見 (井上祐貴) に迫られる夢を見た好美 (筧美和子)。出社するとそこには眼鏡を変えた小路編集長 (竹中直人) が。特に興味もなくスルーし、好美は本日の取材先、純喫茶へ赴く。夢で見た喫茶店と全く同じ店内を見渡すと、男性 (崎山つばさ) が座っている。顔が見える場所に移動すると、その男性は、好美の初恋の人にそっくりの眼鏡をかけたイケメン、すなわち「眼鏡男子」であった。清潔感のある知的インテリに見せながら、細マッチョというギャップに惚れた好美は本日も妄想の世界へ飛び立つ。芥川賞作家「オサム」と名付けたその男性は、大盛のナポリタンを注文する。丁寧にパスタをからめとり、ゆっくり口に運び、微笑むしぐさに好美の心はズキュン!
筧美和子
井上祐貴
竹中直人
秋山ゆずき
西銘駿
仁科貴