Miss in Kiss

向月琴(シャン・ユエチン)は落ちこぼれのF組に在籍する星斗高校の3年生。優秀クラスA組で学年トップの江植樹(ジャン・ジーシュウ)に片思い中の月琴は、一大決心してラブレターを渡すが「いらない」と突き返されてしまう。そんな頃、向家が引っ越したばかりの新居が原因不明のエネルギー波で倒壊してしまう。月琴を心配した金(ジン)ちゃんは寄付を募るが……。

住む家をなくした月琴は父の親友の家に居候することになるが、そこはなんと植樹の家だった！失恋したばかりで気まずい月琴に、植樹は「誰にも言うな」と冷たい態度。なんとか見返したい月琴は次の試験で100番以内に入ると宣言するが、勉強の苦手な月琴には夢のまた夢だった。そんなとき、植樹のママ・盼雲(パンユン)から、植樹の幼い頃の写真を見せられた月琴は……。

写真を返すことを条件に、植樹から勉強を教えてもらうことになった月琴は、連日深夜まで勉強に励む。その努力が実り、月琴は見事100番入りを果たす。クラスメイトから“F組の植樹”と呼ばれ、喜びを噛みしめる月琴だったが、自宅で勉強する月琴と植樹の姿を密かに撮影していた盼雲が、学校の掲示板“秘密樹”に写真をアップしてしまう。

クラス対抗水泳大会の個人戦で、植樹と金ちゃんが隣のレーンで泳ぐ姿を見ていた月琴は、いつの間にか同じクラスの金ちゃんではなく植樹を応援していた。さらに、リレーで自分の番を泳いでいた月琴は植樹に気を取られて、植樹が待つA組のレーンに行ってしまいF組は完全優勝を逃す。プールに落ちて気を失った月琴のもとに、植樹が駆けつけて……。

月琴は大学合格の願いを込めたお守りを手作りし、植樹のカバンに付ける。ところが統一試験当日、植樹は立て続けにトラブルに巻き込まれる。不吉な予感がした植樹がお守りを外そうとすると、人にぶつかられ階段から転げ落ちて骨折してしまう。なんとか試験を終えた植樹だったが、亜鈞(ヤージュン)から一部始終を聞いた月琴はショックを受ける。

植樹が台湾大学を受験しなかったきっかけを作ってしまったことに責任を感じる月琴だったが、植樹は自らの意思で月琴と同じ星斗大学に進学することを決めていた。卒業式の日、植樹の第2ボタンを狙っていた月琴は、ちょっとしたことで植樹と喧嘩になり「植樹を好きなのをやめる」と宣言。すると植樹は「忘れられるのか？」と突然月琴にキスをして……。