東京・銀座に立つ老人ホームを舞台に、豊川悦司扮する来栖貴文が、さまざまな問題を起こす入居者たちと触れ合いながら人生を楽しむ本当の意味を見つけ出していく、あたたかいストーリー。
EPISODE 1
大人たちの恋愛
元大学病院の医師・来栖貴文(豊川悦司)が亡き父から東京の都心に建つ老人ホーム"ヴィラ・エ・アロール"の院長を継いで約半年。だが、来栖は入居者のあらゆる自由を重んじる施設の方針に馴染めず、気の重い毎日を過ごしていた。プレイボーイとして知られる入居者・立木重雄(緒形拳)は元キャビンアテンダントの入居者・江波玲香(草笛光子)を口説き…。
EPISODE 2
噂
入居者・岡本杏子(吉行和子)からの積極的アプローチに頭を抱える来栖(豊川悦司)。杏子は来栖に少しでも近づきたいと、来栖の恋人で雑誌記者の園山麻子(木村佳乃)と仲良くして来栖とのことを聞き出そうとする。そんな折、ヴィラ・エ・アロールの入居者・東山正憲(伊東四朗)、節子(白川由美)夫妻が施設内で別居する事に…。
EPISODE 3
老いてこそ人生
麻子(木村佳乃)の勧めもあって、来栖(豊川悦司)は杏子(吉行和子)とデートに出掛ける。生まれて初めて観覧車に乗った杏子は大喜び。ところが、そのデートの最中に、立木(緒形拳)と玲香(草笛光子)にばったり会ってしまう。一方、入居者たちの前で来栖に食って掛かった入居者・野村義夫(津川雅彦)は完全に孤立してしまい…。
EPISODE 4
人生の定年は何才ですか
男性入居者がヴィラ・エ・アロールでポルノ上映会をやりたいと来栖(豊川悦司)に頼みに来た。女性スタッフの嫌悪感が強いため、一度は却下する来栖だが、熱意に負けて条件付で許可を出すことに。一方、麻子(木村佳乃)は雑誌の都合で老人ホームの取材が出来なくなる。落ち込んだ麻子は来栖に愚痴をこぼすが…。
EPISODE 5
子供が知らない父の素顔
来栖(豊川悦司)を訪ねて、別れて暮らす息子・昇(三觜要介)がやってきた。母親とケンカをし、家出をしてきたのだ。しかし来栖は昇の気持ちを理解しようとせず、母親の言うことを聞くように諭すばかり。そんな親子関係を心配した麻子(木村佳乃)は、お互いに歩み寄らせようと画策する。そんな中、入居者の古賀(織本順吉)が倒れ…。
EPISODE 6
熟年プロポーズ
玲香(草笛光子)を巡って立木(緒形拳)と野村(津川雅彦)が喧嘩をはじめた。しかし、玲香は、ヴィラ・エ・アロールから退居したいと来栖(豊川悦司)に相談していた。そうとは知らず、立木は玲香に2度目のプロポーズをしようとしていた。一方、来栖には杏子(吉行和子)からの熱烈アタックが再開されていた。来栖との間に距離を感じ始めた麻子(木村佳乃)は…。