エピソード1
第一夜 あんたの事、呪ってやる
全国各地で古くから語り継がれる怪談。その真偽は不明だが、その数は年々確実に増え続けている。人々は、なぜこれ程までに怪談を愛するのか?伝聞、体験、創作、伝来、伝わり方は違えど、特別に象徴的な珠玉の4話をここに紹介しよう。 古都・京都。その繁華街に程近い裏手の閑静な通りに佇む古寺。ここは以前より地元でも霊の噂が絶えないという大変な心霊スポットのひとつ。今回集まった4人の語り部が渾身の「本気怪談」を繰り広げる場所として不足は無い。問題は身も凍るガチ話の連続に貴方が耐えられるかどうかだ。 女流怪談師・牛抱せん夏が語る「富士の樹海」。本当は迂闊に立ち寄ってはならない場所が、この世の意外に身近なところに存在すると言う恐怖。この夏の旅行先は大丈夫? アイドル界随一と言われる霊感の強さで「怪ドル」の異名をとる疋田紗也は自らの“憑依”についての体験を涙ながらに語る。 仕事柄極めて押さえた口調の住職・三木大雲は自らの体験談「盗難車」でその姿と正体が違う種類の霊についての恐怖を語る。 そして真打ち、オカルト系ブログ界の寵児で作家の山口敏太郎が語る最恐古典怪談「うるし女」はいつ聴いても新しい・・・。 時を超え覆いつくす「恨」と「怨」、そして「凄まじい愛憎」の恐怖・・・。きっと観る者をありえないどん底の恐怖に誘うこと間違いなし・・・。
35分 · 2012年6月1日