クラス －ねらわれたコールヒル高校－

コールヒル高校では新学期が始まり、生徒たちは秋のプロムの準備中だ。しかし学校が、恐ろしいシャドー族に襲われた時、4人の生徒は思いもよらないチームを組んで戦うことになる。チャーリー、エイプリル、ラム、タニアは、謎のエイリアン“ドクター”から、悪夢のような生き物による侵略から地球を守る役目を任される。彼らを手助けするのは物理教師のクイル先生だ。だが、この襲撃はほんの始まりでしかないのだ。

プロムでの惨劇により、悲しみに沈むラムは現実と向き合えず、他の3人と距離を置いていた。サッカー部員として調子を取り戻そうと悪戦苦闘する中、人間が生きたまま皮を剥がされる姿を目撃し、自分はどうかしてると思い込むラム。しかしタニア、チャーリー、エイプリルも同じく皮を剥ぐ恐ろしい竜を目撃。エイリアンの襲撃だと確信する。彼らは力を合わせて怪物と戦い、コールヒル高校を守らなければならない。

ロンドンに侵入した不気味なエイリアンは、亡くなった人々の姿を擬態していた。真夜中、タニアの部屋の窓には意外な人物が訪れる。それだけでなくラムやクイル先生のところにも驚くべき訪問者が現れていた。彼らは亡き人々との対面に感情を揺さぶられるが、この新しく奇妙な敵の説得に屈するわけにはいかない。ラムやエイプリルたちはエイリアンの枝がはびこる町を抜け、タニアが永遠の彼方に消えてしまわぬよう止めに行く。

コラカイナスと心臓を共有するエイプリルが、その影響にさいなまれるようになる。コラカイナスはつながりを断ち切ろうとするが、余計に結びつきが強まってしまう。そんな時、エイプリルと疎遠になっている父親が現れる。シャドー族の力を使って父親に立ち向かうエイプリルには、シャドー族の王が乗り移っていた。新たな力を手にして怯えるエイプリルは、ラムに安らぎを見いだし、心臓を取り戻すことを誓う。その頃、周囲でも不思議なことが起きていた。ロンドン中で奇妙な恐ろしい花びらが増殖していたのだ。

シャドー族の王国に行ったエイプリルはコラカイナスを倒すつもりだった。地球では花びらによる侵略が急速に進んでいる。地球滅亡の危機に対処するため新校長のドロシアはチャーリーにすべてを変えるような決断を要求する。チャーリーとマテウス、タニアが人類を滅ぼす花びらを止めようとする中、地球から何千光年も離れた星ではエイプリルがコラカイナスに立ち向かっていた。

クイル先生に居残りを命じられた仲間たち。閉じ込められた教室で突然爆発が起こり、彼らは時間と空間の彼方に吹き飛ばされてしまう。真っ暗な無の中に浮かぶ閉ざされた空間に逃げ道はない。自由を取り戻す手がかりとなるのは謎めいた小惑星のかけら。それはつらく厳しい真実をお互いに告白させる力を持っていた。過酷な真実が明らかになるにつれ、友情に亀裂が生じていく。そしてついに彼らは恐ろしい真相を突き止める。そこには彼らの他に誰かがいたのだ。