クロちゃんずラブ～やっぱり、愛だしん～

高校生のクロちゃん＝黒川明人(野村周平)の毎朝の日課は、大好きな二次元キャラのラモちゃんにキスをすること。そんな黒川の夢は勇者になる事だった。勇者を目指し学校に裸足で通っていたある日、遅刻をしてしまう。遅刻したバツとして先生から放課後の草むしりを言い渡される黒川。放課後、1人で草むしりをしているとクラスメイトの歩美(伊原六花)が声をかけてくる。歩美のことをラモちゃんに少し似ていると思っていた黒川は、昔から歩美のことが気になっていた…黒川が率先して草むしりをしていると勘違いした歩美は、草むしりを手伝ってくれる。帰り際、歩美から「また明日」と言われ喜ぶ黒川。三次元の歩美に恋をした黒川は、歩美とキスをすることを夢見る。そんなある日、歩美が生徒会の副会長に立候補すると知った黒川は、歩美に近づくため、生徒会長に立候補。高音ボイスの演説で見事、生徒会長に当選する…果たして、黒川は歩美との恋を実らせ、念願のキスをすることができるのか!?

二浪の末、短大に入学したクロちゃん＝黒川明人(野村周平)は、骨折して車椅子の京子(田鍋梨々花)に一目惚れする。黒川は京子の骨折が治るまで「京子の脚」となると決意。京子と常に一緒にいるようになる。骨折が治ってからサークルに入部しようと考えていた京子だが、その頃にはみんなが仲良くなってしまっているのではと不安に思う。それを知った黒川は、京子がどのサークルに入部しても良いように全てのサークルに入る。そんなある日階段で車椅子の京子を持ち上げようとしていると、爽やかイケメンの脇坂(渡邉伶)が現れ手伝い去っていく。不安を覚える黒川。そして黒川と京子が授業に出ていると、同じ授業を受けていた脇坂が教室に現れた。ライバル出現で焦る黒川は、京子に脇坂は学校中の女子に手を出していると嘘をつく。嘘の情報に動揺する京子。ライバルも消え去り安心した黒川は、京子の骨折が治る前に告白しようと決意するが…

大学を辞めアイドルを目指していたクロちゃん＝黒川(野村周平)は、母親に金の無心をするため実家に帰っていた。そこで、母親から「生身の女性を好きになって」と泣きながら懇願され、実家を後にしようとしていた時、苦手な父親と鉢合わせをする。気まずい気持ちの帰り道、友人の岸本(釜谷海来)から合コンの誘いメールが届く。そこに添付されていた写真を見たクロちゃんに衝撃が走る…岸本と一緒に写っていた美緒(川津明日香)に一瞬で恋をしてしまったのだ。合コン当日、カラオケで『青い珊瑚礁』を歌っていたクロちゃん。美緒にアイドルを目指していることを話すと、美緒もアイドルを目指していたが諦めたと話す。クロちゃんに親近感をもった美緒はクロちゃんに「明人くんのファン1号になる」と宣言する。美緒の気を引くため、東京に行きアイドルの第一歩を踏み出そうとするクロちゃん。昼の視聴者参加番組のオーディションを受け、見事合格を勝ち取る。放送後、放送を見たという美緒のメールが届き、舞い上がるクロちゃんはそのままの勢いで美緒をデートに誘い見事OKをもらう。初デートに備えクロちゃんは、恋愛バイブルの少女漫画から告白する前にいきなりキスをすることが大事だという事を知る…デート当日、美緒とのキスだけを夢見て、観覧車に。とうとう、その瞬間が来たのだが…そして、苦手だと思っていた父親との関係にも進展が…

安田大サーカスとして人気者になっていたクロちゃん(野村周平)。携帯電話の連絡先が全て消えてしまったクロちゃんは、連絡先の数を増やすために後輩の菊地(菊地優志)と連日キャバクラ通いをするようになる。自転車で何店舗もはしごするクロちゃん。 そんなある日、吉祥寺のキャバクラで得意の三転倒立をしてキャバ嬢の服の中を覗こうとしていたクロちゃん。その時、店内でゴキブリが出て大騒ぎに…床に倒れてケガするクロちゃん。そんなクロちゃんを心配してくれたキャバ嬢・ルミ(佐野ひなこ)にクロちゃんは恋をする。 ルミが紳士好きだという事を聞きルミの前では完璧な紳士を演じるクロちゃん、その反動から他店舗のキャバ嬢の前でははじけるという日々を過ごしていた。 そんな中、吉祥寺のキャバクラにいったらルミが休みだった。ルミがいない事で吉祥寺のキャバクラでも紳士の仮面を外してしまったクロちゃん。異臭騒ぎをおこし、吉祥寺のキャバクラを一か月出禁になってしまう。出禁の悲しさを紛らわすために他店舗のキャバクラでも羽目を外しすぎ、どんどんお気に入りのキャバ嬢からも嫌われていくクロちゃん。自分自身を見つめなおし、やはりルミが好きだと再認識したクロちゃんは、ルミ以外のキャバ嬢の連絡先を削除し、会えないルミを癒してあげるべくバスボムを手作り。その中には、指輪を入れた。そして仕事帰りのルミをまちぶせし、手作りのバスボムを渡した。一か月の出禁を終え、久しぶりに吉祥寺のキャバクラに出かけ、そこでルミにバスボムの感想を聞いたクロちゃんだったのだが…。

友人の舞(米野真織 )とカフェにいた亜希子(松井愛莉)は、舞から友人のクロちゃん(野村周平)を呼んでも良いか聞かれる。舞が亜希子の写真をメールで送ると、クロちゃんはすぐに来るという。亜希子と会った瞬間、クロちゃんに衝撃が走る。その姿は、大好きな二次元キャラそのものだった。翌日、クロちゃんは亜希子の家を突然訪問。そのまま奇妙な同棲生活が始まることになる…亜希子に「付き合おう」と毎日告白し続けるが、断り続けられるクロちゃん。だが、家を追い出されることはなかった。そんな事が続いたある日、亜希子から「クロちゃんのこと、好きになったから付き合ってもいい」と言われる。喜ぶクロちゃんだったが、亜希子から1つだけ約束をさせられる。それは、絶対にキャバクラにも風俗にも行かないということだった。 それから、楽しい日々を過ごしていた2人。そんな中クロちゃんは亜希子へのプロポーズを決意。指輪を買い、準備をし、キレイな夜景が見える中、亜希子にプロポーズするクロちゃんだったが…