コスメティック・プレイラバー

佐橋と付き合うことになったのかいまいちよく分からず悶々とする棗だったが、ブランドミューズの弓原リサと親しげに話す佐橋を見て心がザワつく。そんな中、全国の百貨店を巡るPRイベントに、リサのメイク担当として指名された佐橋。2カ月間、店を不在にする佐橋に代わってメイクアップアーティストの南条敦がやってくるが、彼は棗と佐橋の関係を察知して…。

人事異動の季節となり、佐橋は新設の店舗へ異動、棗は東雲有楽町店の新チーフに就任。別々の店舗になることに不安を抱いていた棗は、佐橋から合鍵を渡され励まされる。新体制初日、チーフの仕事に慣れず慌ただしく過ごす中、田之内が新人営業の春川を連れてくる。自分以上にテンパっているフレッシュな春川を見て、緊張がほぐれた棗だったが…。

佐橋の部屋で初めて一夜を過ごした棗は、この日から“斗真”と呼ぶことに。同棲をすることになった2人は家族の話になるが、斗真は適当にはぐらかす。その後、新作のPRイベントが始まり、期間限定で棗の店に斗真が戻ってきた。サンプルを持ってきた春川と棗の会話を盗み聞きした斗真は、春川を呼び止め「あの人、俺のだから」と牽制するが…。