AIによって管理されている平和な町コンコルディアは誕生から20年を迎え、間もなくドイツに第二のAI管理都市が誕生しようとしていた。しかしコンコルディア本部の分析官オリヴァー･ミラーが殺害されたことでこの拡張計画の実施が危ぶまれる。そこでロンドンから派遣された危機管理専門家のシアがコンコルディア内部の捜査主任イザベルと協力し、拡張計画を実施できるよう不安要素を取り除こうとする。やがて彼女たちの捜査でコンコルディアの中枢システムのセキュリティが破られていたことが判明。その件にオリヴァーが絡んでいることが分かり、コンコルディアと拡張計画は危険にさらされる。

オリヴァーは分析官の立場を利用して覗き見をしていただけではなく、監視カメラに反対する組織“フェイスレス”にコンコルディア住民の私的なデータを渡していたことが発覚。“フェイスレス”が今もシステムに侵入しているのではないかという疑念がコンコルディア本部内で持ち上がり、コンコルディアの名誉が汚される前にシステムのセキュリティを修復し“フェイスレス”を止めなければならなくなる。コンコルディア本部チームにとって、時間との闘いが始まる。

イザベルは2件の不審死についてさらなる真実を追求する。真実を知ったイザベルは夫のノア･エリクセン、そして義母であり町の創設者でもあるジュリアナ･エリクセンとの関係に思い悩む。“フェイスレス”に包囲網が張り巡らされる中、ノアとジュリアナの主導でコンコルディアのドイツ拡張計画は進行し、イザベルは決断を余儀なくされる。