コント「水のトラブル」。土曜よる10時。時計がその時刻をさすと、物語は1本のコントから幕を開ける。ステージ上には春斗 (菅田将暉)、潤平 (仲野太賀)、瞬太 (神木隆之介) のコントトリオ:マクベス。売れない芸人である彼らの一本の取り留めのないコント。…しかし、そのコントは里穂子 (有村架純)、つむぎ (古川琴音) のワケあり姉妹の人生と交わる、あるきっかけに…!? 今、時代に突き刺す稀代の群像劇が開幕する。
コント「屋上」。「春斗 (菅田将暉) に一つだけ秘密にしていることがある……」ファミレスで彼女との待ち合わせをする潤平 (仲野太賀) は高校時代のことを思い出していた。そこで昔から胸に抱える一つの秘密を思い返す。一方橋の上に佇む瞬太 (神木隆之介) も同じく高校時代を思い返す。「人生で一度だけ本当に死んでもいいと思ったことがある……」。10年の時を超える秘密。その結末に見える、時代に届ける人々の姿とは…!?
コント「奇跡の水」。ある奇妙な水にハマってしまう兄と、そこに巻き込まれる弟の姿を題材にした取り留めのないコントから幕が開く。1年半前、一流企業を退職した里穂子 (有村架純) とその姉を救出しに現れたつむぎ (古川琴音) の訳アリ姉妹の謎が明かされる。その姉妹の根底に流れるものは春斗 (菅田将暉) の兄弟関係と重なる点が見えてきて……。孤独を感じる夜がある。独りになってしまいやすい今の時代に捧げる第3話。
コント「捨て猫」。何だか異質な猫の会話から始まるコント。それはただ一つだけ瞬太 (神木隆之介) がネタを書いたコントであった。瞬太は自分を否定し続けた母親と疎遠状態にあり、数年間会っていない。と、なぜかそんな母からの着信が相次ぎ……。一方、つむぎ (古川琴音) は昔から傷ついた存在を放っておけない性格だった。そんなつむぎに瞬太から何やら連絡がきて……。親子という特別な関係。いつの間にか涙が零れる第4話。
コント「カラオケボックス」。カラオケに居座り続けるカップルと、何度も「延長」を確認する店長のコント。そのコントはまたも現実と交差していく……。春斗 (菅田将暉)、瞬太 (神木隆之介)、潤平 (仲野太賀) のトリオ「マクベス」は夢への「答え」を出す日が迫られていた。一方つむぎ (古川琴音) は姉里穂子 (有村架純) との現状に疑問を抱き始め……。人生には大きく変化を迎える1日がある。彼らは、この日その1日を迎える。
トリオ解散を事務所に告げたマクベスの3人。そして共に暮らすことに見切りをつけた中浜姉妹。その20代後半の5人は……なぜか一緒に中華料理屋で夕方からお酒を飲み、ご飯を食べていた。一方、その会に呼ばれていた奈津美 (芳根京子) は残業続きで参加を断り……。状況、環境、過ごしている日々、あらゆることで人はすれ違っていく。だが、変わっていく自分に首をかしげる瞬間も……。誰もを「あの頃」に返す第6話、始まる。
菅田将暉
高岩春斗
有村架純
中浜里穂子
神木隆之介
朝吹瞬太
仲野太賀
美濃輪潤平
古川琴音
中浜つむぎ