サウンドトラック #1

作詞家として日の目を見ないまま３年目に突入したウンスの元へ有名作曲家から作詞の依頼が舞い込む。チャンスをつかみたいウンスは必死に歌詞を書き上げるが、片思いの感情がこもってないと突き返されてしまう。ウンスはいつものごとく、19年来の親友で写真家のソヌを呼び出し愚痴をこぼすが、そこで偶然ソヌの片思いのことを知る。ウンスはチャンスを逃したくない一心で、ソヌに自分の家で一緒に暮らしながら作詞を手伝ってほしいと冗談半分に言う。その翌日、ウンスの前にスーツケースを持ったソヌが現れる。そんなソヌをウンスは歓迎し、ついに２週間の同居生活が始まる。その夜、一緒に飲んでいた２人は酔いつぶれて寝てしまい、翌朝、抱き合った状態で目を覚ます。

思わぬ出来事にウンスとソヌは気まずくなるが、まるで何事もなかったかのように、ふだんどおりに振る舞う。その後、ウンスと作曲家との打ち合わせに同行することになったソヌ。作曲家に気がある様子のウンスを見て不機嫌になったソヌは、つい大人気ない行動を取ってしまう。結局ケンカをしてしまうウンスとソヌ。２人は本格的に歌詞を書き始め、幸せな日々を送る。そんなある日、ドンヒョンから頼まれ、ソヌのシャワー中にソヌのパソコンを開くことになるウンス。そこで時系列に整理されている自分の写真を見つけ、ソヌの片思いの相手が自分であることに気づく。

ソヌの思いに気づいたものの、どうしてよいか分からないウンスはソヌを避けるようになり、そのたびソヌはウンスに優しく接する。そんなある日、ウイルはウンスに自分の思いを告白し、ゆっくり互いを知っていこうと話す。帰りの遅いウンスを捜しに出たソヌは、とある店にいるウイルとウンスを見かけ、その店へと入っていく。気まずい空気に包まれる３人。そしてウンスが席を外している間、ウイルはウンスに告白したことをソヌに話す。その翌日、家に帰らなかったソヌを心配したウンスはスタジオへ出向き、ソヌが海外の写真家からオファーを受けていることをドンヒョンから聞かされる。その後、家で顔を合わせたウンスとソヌ。何かを言おうとするソヌをウンスは遮り、ソヌの夢を応援すると話す。そしてソヌはとうとう自分の思いを告げないまま海外へと飛び立ってしまう。

ソヌがいなくなったあと、ウンスは歌詞を書きながら日々を過ごす。 やがて念願だったテユンとの仕事が決まり大喜びするウンスだが、 一方では、この喜びをソヌと分かち合えず寂しく思う。ソヌに対する自分の思いに気づいたウンス。そんなある日、突然ソヌが帰国する。しかしいざソヌを前にすると告白する勇気が出ないウンス。さらにソヌに思いを寄せるソヌの後輩とソヌの親しげな様子を見て、余計に迷ってしまう。好きなら好きと素直に伝えるのがウンス。ソヌは絶対に手放したくない存在であることに気づいたウンスは、ソヌを行きつけの店に呼び出し、歌詞を使って告白する。ソヌは最後の歌詞を書き足してウンスに返事をする。