失業手当ロマンス

ドラマ作家を夢見るスンヒは、‘三流’再現ドラマの作家として働くアラサー女子。社長の「いつか連続ドラマを書かせてやる」という言葉を信じて、毎日奮闘する日々を送っていた。ある日、同じ作業室を使っている大学の同期・ソンジュが手を怪我したスンヒの代わりに執筆したドラマが大当たりし、ドラマ作家の道へと進むことに。そんな良い機会も奪われ、路頭に迷っていたスンヒのもとに二人の男が現れ…

後輩で補助作家のジンジュからの連絡で会社に急いで駆けつけるスンヒ。他のスタッフたちは荷物をまとめて出て行ったと聞き、愕然とする。一方、渦中の社長は鶏輸送車の荷台に乗せてもらいソウルへと向かおうとする・・・。そんな中、社長から連絡がきたスンヒは怒りを抑えながら向かうが、社長はスンヒに車を貸して欲しいとお願いをする。そのお願いを聞いたスンヒだったが・・・。

仕事も夢も車も失ったスンヒは、実姉のもとに向かうことを決意する。そんな中スンヒのもとに警察が現れ、スンヒと後輩らは会社の備品を持ち帰ったとして連行されてしまう・・・。一方、弁護士のワンハはスンヒの車を見つけたとスンヒを田舎へと連れ出す。そこでスンヒは社長と偶然会い、追いかける・・・ そんな中、ワンハの紹介で雇用センターへと向かったスンヒは、臨時職員として働く元カレ・ジョンデと再会する。

時は2001年。友人に騙されて受講した保健学概論でスンヒと出会ったジョンデは、一目惚れする。授業の一環でペアを組むことになったスンヒとジョンデは、徐々に距離を縮める。そして二人は食事やデートを重ねて交際することになる。そんな中、ジョンデの父が会社をクビになってしまう・・・。

ジョンデの母はジョンデに入隊しろと催促する。しかし、付き合ってまもない彼女・スンヒと離れたくないジョンデは、母親を説得し公務員試験の準備をすることに。猛勉強したジョンデは無事、第一次試験に合格し二人は喜びを分かち合う。そんなジョンデは第二次試験直前、スンヒの友人・ソンジュからスンヒの体調が悪いと連絡がきて・・・。

ジョンデはスンヒに会いに放送局へと向かうが、そこでスンヒが知らない男と仲良くしている姿を目撃してしまう。そんな二人は有名レストランで昼食をとることにするが、そこで口喧嘩に。ある日、脚本家となったスンヒと試験に落ち続けているジョンデの間に亀裂が入り、スンヒは別れを切り出す。その後監督に会いに行ったスンヒだが、浮気していると勘違いをしたジョンデは怒りを爆発させ・・・。