オダギリ ジョー扮する時効事件を捜査する警察官と時効を迎えた犯人の姿を描いた「金曜ナイトドラマ」で放映された“脱力系”ドラマ。
エピソード1
第一話
総武署管轄内では、全裸で逃げる空き巣の被害が続出していた。その頃、事件の捜査とは無関係の時効管理課に勤める霧山 (オダギリジョー) は、たわいもない会話の中で“どうやら趣味がないとまずいらしい”と気付いてしまう。無趣味の霧山は、時効事件の捜査を趣味にしようと決意。そんな霧山の目に止まったのが、15年前に起こった『西総武市における料理学校理事長殺人事件』だった。
エピソード2
第二話
ある日、三日月 (麻生久美子) と熊本 (岩松了) がラブホテルから出てくる現場を連写した写真を、蜂須賀 (緋田康人) が持ってきた。不倫発覚か!? と盛り上がる時効管理課の面々。そんな中、霧山 (オダギリジョー) は、オリンピック代表候補だった水泳選手・藤山一子 (塩山みさこ) とコーチ・小原安雄 (田中要次) の心中事件に興味を持つ。
エピソード3
第三話
三日月 (麻生久美子) は時効管理課に花を飾ってみるが、霧山 (オダギリジョー) をはじめ時効管理課の人間は誰も気付いてくれなくてガッカリ。そんな中、霧山はまた時効事件を捜査し始める。政治家への不正献金問題でマスコミの攻撃を受けていた会社の社員・町田拓二 (大西武志) が、駅のホームから転落死した事件である。同じホームで電車待ちしていた藤沢郁也 (田中哲司) も不正に関与していた疑いがあり、それに感づいた町田を藤沢が殺したという説も出てきたが、現在は藤沢の妻である道子 (緒川たまき) が事故死だと証言。
エピソード4
第四話
霧山 (オダギリジョー) がグッとくる時効事件を探していると、蜂須賀 (緋田康人) が俳句を詠み始めた。2時間ドラマ・シリーズ『THEアネゴ探偵・寂水先生が行く!!』で、アヤメ旅子 (永作博美) 演じる寂水が事件解決後に崖の上で詠んだ句だ。 実は熊本 (岩松了) も常に選りすぐりの寂水シリーズのVHSを携帯し、ある時効事件のために撮影中止となった回に登場した崖のミニチュアまで持っているほどのマニアぶり。
エピソード5
第五話
霧山 (オダギリジョー) は、時効管理課の面々や十文字 (豊原功補) にも多大なる影響を与えた超人気歌手・本郷高志 (乃木涼介) の変死事件を調べることに。男の生き様をアツく歌い続けて人々を魅了した本郷は、15年前に王様ゲームでキスした直後、「オッス」と言い残し、謎の死を遂げた。体内から毒物も見付からず、キスの相手・夏川リナ (飯沢もも) は容疑者から外され、その代わり妻で医学的知識も豊富な女医・雪絵 (奥菜恵) が最も重要な容疑者として浮上。当時、本郷は数々の浮気現場をスクープされていたからだ。
エピソード6
第六話
15年前の2月14日に夫を殺し、現在も整形しながら逃亡を続ける茗荷谷かよ子。事件は時効成立まで残すところ3日となり、総武署内でも容疑者逮捕に全力を注ぐよう通達が出るが、みんな半ば諦め気味。一方、霧山 (オダギリジョー) はニュース番組の中で、時効を迎えた別件の被害者の母親が「時効」そのものに対する疑問を訴える姿を見て心が痛み、趣味の時効事件捜査に嫌気がさしてしまう。そんな折、友人と一緒に万引きしようとした女子高生・真弓 (吉高由里子) と遭遇。
オダギリジョー
麻生久美子
豊原功補
ふせえり
緋田康人
江口のりこ
光石研
岩松了
黒田徹也