もし、人知れず世界の平和を守ってきた伝説のスナイパーが作戦中に突然、『17時に退社しろ』と言われたら…? 狙撃のための残業はダメ! 休日出勤もダメ! 昼休憩は絶対! これは、誰も見たことのない、いや、これからも見ることのないであろう、働き方改革ハードボイルドコメディ。時は“働き方改革元年度”。2020年日本民間放送連盟賞番組部門 テレビドラマ番組 最優秀。令和2年度 (第75回) 文化庁芸術祭 優秀賞。JNNネットワーク協議会 特別番組賞。
エピソード1
世界の平和、残業ゼロで守ってください
国家機密機関JIAの特別職スナイパー時村は、過去何度も日本の危機を救ってきた。今回のターゲットは、国際指名手配中のテロリストだ。そこにやってきた、一人の女…。重要な任務を伝えに来たという彼女が突然言い放ったのは…『時村さんの働き方を改革しにきました。これからは世界の平和、残業ゼロで守ってください』。“働き方改革” “残業” “有給休暇” “効率化” “出退勤ボタン”…!? 定時退社でテロリスト狙撃なんて…できるの!? 現場主義、仕事一筋の堅物スナイパー時村正義の働き方改革が、今始まる。
エピソード2
世界の平和、効率的に守ってください
ターゲットは、マホーン王国大使館に出入りするサイバーテロリスト。ミスは絶対に許されない任務だ。そんな折、働き方改革担当カオリが持ってきたのは「スナイパー君」なるスナイパー用最新アプリ。カオリが下した今回の任務は…「世界の平和、効率的に守ってください」。押し寄せるデジタル化、効率重視の働き方、多すぎる“パスワード”…。自分の腕と経験だけを信じてきた時村はデジタルの波に揉まれ悪戦苦闘。そんな折、最大のピンチが訪れ…。今日も定時でヒットできるのか!?
エピソード3
世界の平和、自分のために守ってください
多くの企業が入るビジネスビル“渋谷ヒルズ”で立てこもり事件が発生。小学生30人が人質に取られる大事件。犯人の要求は身代金10億円。多くの人が危険にさらされる状況に時村の精神は極限状態を迎え…。そんな折、犯人の本当の目的が明らかになる。カオリが時村の働き方改革を行う、真の理由とは―。そして2人がたどり着く、真の「働き方」とは―。時村とカオリの最後の任務が始まる。
高杉亘
高田夏帆
吉村慶介
政池洋佑