動物たちの視覚に焦点を当て、さまざまな動物たちがどのように外の世界を見ているのか探っていく。例えば、タカなどの猛禽類は1キロ以上先の獲物を見つけることができる。また、アラスカのトナカイは雪の中でも天敵の接近に気付きやすいよう紫外線が見えるように進化した。ヒトなど一部の霊長類だけが、鮮やかな色彩感覚を持っている。獲物を捕まえるため、あるいは身を守るための視覚の進化に迫る。

動物の聴覚と、それぞれの音の利用法に迫る。海で暮らすイルカとシロナガスクジラは、人間には聞き取れない音を使って情報のやり取りをしている。一方、南アフリカのアフリカゾウは数百キロ先の雷雨の音を聞き取っている可能性があるという。

テーマは「におい」。動物の嗅覚にスポットを当てる。獲物を見つけるため、もしくは身を守るため、そしてフェロモンとしてにおいは機能している。ミーアキャットは、においで捕食動物の接近を察知、北極圏に棲むクズリは感度の良い鼻で1キロ以上先にある食べ物を探し当てる。