姫こと君原姫乃は、恋に、部活に、勉強に…、ごく平凡な高校生活を送る女子高生。ただ、違うのは彼女が、ケンタウロスの形態をしていること。竜人の希、角人の羌子、翼人の委員長、蛇人のサスサスちゃん。それぞれの形態をしたクラスメイトたちと楽しい高校生活を送っている。姫の従妹の紫乃ちゃん、その友達のまきちゃん、委員長の4人の妹たちも登場して、“人間だけど人間じゃない”娘たちのキュートな日常が綴られていく♪
エピソード1
なんだかんだで、みんな、キスって大好きだよね。/マラソンって人生の縮図だって、知ってた?
「なんだかんだで、みんな、キスって大好きだよね。」いよいよ学園祭がやってくる。姫乃達のクラスは、お芝居をすることになり、お姫様は姫乃、そして、王子様はいろいろあった末、希が演じることになった! クラス委員の真奈美の指揮下、準備が整えられていく。そして、遂に本番の幕が開いたのだが、思わぬ展開が待っていた。「マラソンって人生の縮図だって、知ってた?」体育の授業のマラソンで、ぐったりとバテてしまう羌子の運命は?
エピソード2
第2話
〈美しさって、諸刃の刃ナノであった。〉ファッション誌に姫乃が掲載された! もしかしてモデルのバイトをしているのでは? 希と羌子の胸にふくれあがる妄想と疑惑。しかし、その真相は?〈水に生きる水人 (みずのひと)、陸に生きる山人 (やまのひと) ってまんまじゃん。〉姫乃達のクラスは、人魚の学校を訪れて、合同授業をすることになった。それぞれ交流を深めることになった姫乃達と人魚達…。だが、やはり人魚の学校は生徒達も独特で興味深い。
エピソード3
第3話
〈小さい子のあのバイタリティは何処からくるの?〉姫乃には幼い従姉妹がいる。その名は紫乃ちゃん。一方、真奈美の家にも幼い妹の三つ子と、さらにその下にもうひとり妹がいるのだ。〈時代や年代を問わず、魔法少女って人気あるよね。〉ある日、真奈美は三姉妹の三つ子に、自分の留守中に末っ子のお守りをするように命じて出かけたのだが…。そんな折り、世にも不思議な出来事が、三つ子と末っ子の身に起こった。果たして、それは…。
エピソード4
第4話
〈ラブレターをもらって困惑する…その心は?〉登校中、突然、他校の生徒からラブレターを渡された姫乃。突然の出来事に驚き戸惑う。しかし、その戸惑いの中には、幼い頃、姫乃の身に起こった出来事がトラウマとして残っているからだった。そのトラウマとは?〈UFO、UMAの類を信じるか信じないかでタイプが分かれるよね。〉羌子の家に、希と姫乃が集まって勉強会をすることに、そんな中、不思議な出来事が起こるのだが…。
エピソード5
第5話
〈南極人って噂が一人歩きしてるみたい。〉ある日突然に、南極人の転校生ケツァルコアトル・サスサススールがやってきた。皆、南極人の転校生に興味津々。だが、姫乃だけは何故か、どうやら南極人にトラウマがあるらしい。転校生本人はいたって温和な性格のようなのだが、やはり姫乃は怖い…。〈でも、結局、南極人って歴史もルーツも謎だよね。〉一方、クラスメイト達は、サスサススールにいろいろな質問を投げかけるのだが…。
エピソード6
第6話
〈先祖や歴史のことを遡れるのは、むしろ幸福? それとも不幸?〉人馬の祖先達が繰り広げる壮大なロマンと数奇な運命。今、この世界で暮らす姫乃からは、想像出来ない、それはそれは壮絶なものだった。〈本当に好きなことを仕事にすることは果たして幸せなのかな?〉文筆業を生業とする羌子の父親。そして、そんな父親の手伝いをする羌子は実に有能なアシスタントである。一方、真奈美の父親は日曜画家。そんな父親に対する真奈美の思いは?
深川芹亜
桑原由気
白石晴香
追崎史敏