今も世界中を魅了し続ける「ディズニー」。ミッキーマウスら人気キャラや長編映画、そしてテーマパークまで、その誕生の裏には数々の苦難と挑戦の物語が隠れていた。ウォルト・ディズニーが生涯願い続けたもの、そして彼の意志を受け継ぐ者たちが挑んだエンターテインメント革新など、知られざる逸話が続々登場する。
エピソード1
ミッキーの誕生
ディズニーが初めて創り出したキャラは1匹のうさぎだった。しかし版権が人の手にあることが分かり、崖っぷちのディズニーが生んだのは、後に世界規模の大スターとなる「ミッキーマウス」。デビュー作となる短編映画でディズニーは技術革新を起こす。試行錯誤を経て世界で初めてアニメに音を同期してみせる。
エピソード2
世界初の長編アニメ映画
ウォルトたちは、短編アニメが他社に押されている状況を打破するため、世界初の長編アニメーション映画の制作に挑む。描いたビジョンの実現を目指し、ウォルトは新たな技術を導入するが、制作費がかさむなどの問題に直面。しかし、苦労の末に完成した作品はアニメの歴史を変えることになる。
エピソード3
テーマパーク構想
1950年代、スタジオを訪れた子供が「ミッキーに会いたい」と言うが、そこは作業場で魔法の世界はない。ウォルトはミッキーたちに会えて物語に没入できるテーマパークを構想し、アナハイムに広大な土地を買う。資金調達が難航する中、テレビ番組の制作と引き換えに資金を確保する案を思い付く。
エピソード4
ライセンス戦略
財政難に苦しむディズニー。そんな中、独創的なマーケティングセンスを持つ社員が、ディズニーの人気キャラクターが商品の顔となる契約を結ぶという、新たなライセンスビジネスを編み出したことで、飛躍的な発展を遂げる。このビジネスモデルは多くのマルチメディア企業に活用されることに。
エピソード5
未来都市構想
1960年代にウォルトがフロリダの広大な沼地を秘密裏に購入し、未来都市・EPCOTを含むリゾートを建設するという計画が始まる。そして1971年、兄のロイにより「ウォルト・ディズニー・ワールド」が開業し、世界で最も多くの人が訪れるテーマパーク・リゾートとなる。
エピソード6
イマジニアたち
ウォルトのビジョンを実現させてきたデザイナーや建築家など、ディズニーの「イマジニア」たちは、長年にわたって芸術と科学の限界を押し広げてきた。ウォルトが亡くなった後も後継者たちは驚くべき発想で不可能を可能に変え、画期的なエンターテインメントを生み出し世界を変え続けていく。
Jason Gaignard
Derek Kealy
Jesse McQueen
Emily Cole
Bailey Antzis
Anthony Botelho