手塚治虫物語 ぼくは孫悟空
時は昭和17年。関西の実家に、「ガチャボイ」とあだ名される、虫が大好きな少年がいた。その少年・手塚治は、親に連れていってもらった中国の漫画映画『西遊記・鉄扇公主の巻』の面白さに胸をときめかす。漫画に、そして漫画映画に憧れる彼の胸中には、自分だけのイメージを託したオリジナルの孫悟空が誕生した。治は空想の中で、彼が創り出した悟空との友情を深めて行く。 [SF/ファンタジー]
時は昭和17年。関西の実家に、「ガチャボイ」とあだ名される、虫が大好きな少年がいた。その少年・手塚治は、親に連れていってもらった中国の漫画映画『西遊記・鉄扇公主の巻』の面白さに胸をときめかす。漫画に、そして漫画映画に憧れる彼の胸中には、自分だけのイメージを託したオリジナルの孫悟空が誕生した。治は空想の中で、彼が創り出した悟空との友情を深めて行く。
『24時間テレビ愛は地球を救う』のスペシャルアニメ、第12弾です。少年時代に中国のアニメーション「鉄扇公主(てっせんこうしゅ)」を見てアニメーションに魅せられた手塚治虫がアニメーション作家となっていく姿を孫悟空にまつわるエピソードを中心に描いた自伝的アニメを前半とし、後半は西暦3010年の銀河系サファイヤ星を舞台にした新発想のSF版孫悟空となっています。作品の構想中に手塚治虫が急逝したため遺作の一つとなりました。