先入観をもたずに被疑者と向き合う、正義感の強い…だけどちょっぴり変わり者の検事が、1mmの違和感も見逃さず、絶対に諦めない執念で事件の真相を追い求める東京地検の検事・東丸信助。父親や兄と同じ弁護士になるのが当然の生き方だと思い込んでいたのですが、ある時、“本当に自分は弁護士になりたいのか!?”と疑問を感じたことで司法試験をあっさり断念、スーパーに就職したという一風変わった経歴をもつ検事です。たまたま遭遇したあるできごとをきっかけに検事の道を志した東丸は、毎日元気にあいさつするなど、スーパーで働いていた時に培った“普通の”感覚を忘れない、いわば庶民派検事。そんな東丸の誠実な態度が、かたくなな被疑者の心を解きほぐしていきます。
