失業して、いまだ定職についていない吉川一美 (松井玲奈) は、ふとしたきっかけでドキュメンタリーの仕事を手伝うことになる。それは「私が最終列車に乗る理由」というラジオドキュメンタリー。最終列車に乗る人々の生きざまをスケッチしていく一美は、女子プロボウラー加納由香 (堀内敬子) に出会い、取材を始める。
東京の美術学校に通っていた娘の美咲 (宮﨑香蓮) が帰ってきた。妊娠していることを知り、狼狽する父・圭介 (吹越満)。母親の奈美 (松下由樹) は、娘を暖かく迎え入れるが、納得いかない圭介。ぎくしゃくした親子関係が続く中で、父は重大な決断をすることになる。
単独ライブを終えたボイメンの小林豊は、地元ということで、一人電車に乗って名古屋への帰途についていた。ファンからの手紙を楽しく読んでいると、プレゼントの袋に携帯電話が紛れ込んでいるのを発見する。落とし主の女性に、名古屋駅の忘れ物センターに届けて欲しいと頼まれるのだが、小林は、何度も途中下車をしなくてはならない羽目になってしまう。果たして無事、携帯電話を名古屋駅に届けることができるのか!?
森本宗太郎 (六角精児) は、ダイエットのために通うことになったジムで、トレーナーの相楽真紀 (宇野実彩子) と出会う。意気投合した二人は、休みの日に電車に乗って美味しい名古屋メシを食べに行くことに。「食い鉄」の旅を続けるうちに、宗太郎は恋の予感を感じるのだが、新たにジムに現れた堀内 (関太) により、ややこしい三角関係になってしまう。はたして宗太郎は、またフラれてしまうのか?
ラジオドキュメンタリー「私が最終列車に乗る理由」の取材を手伝うことになった吉川一美 (松井玲奈) は、名古屋行き最終列車でアナウンス教室に通う河井伸一 (内山信二) に出会う。取材を頼みに一美が河井の家を訪ねると、そこは立派なお寺。河合は人前でしゃべれないお坊さんだったのだ…。
石川健太 (野間口徹) は、名古屋発の最終列車に乗り遅れてしまった。始発までの時間を朝まで営業する店で過ごすことにした石川だったが、そこには石川と同様な最終列車に乗り遅れた男女4人の先客がいた。たまたま居合わせた5人だが、実はそうでなかったことが会話を通し、明らかになる…はたして、平穏な朝を迎えることができるのか?