バイオグラフィー：ボビー･ブラウン エヴリ･リトル･ステップ

少年時代のボビー･ブラウンはボストンの公営住宅で危険と差別にさらされながら、音楽とダンスに活路を見いだしていく。地元の仲間たちと「ニュー･エディション」を結成し、やがてデビューのチャンスが来る。14歳にしてスターとなり夢のような日々が始まるが、次第に葛藤が生まれる。

地元の仲間と結成したニュー･エディション、そしてソロ転向を経て、若くしてスターダムにのし上がるボビー･ブラウン。まさに「我が道を行く」彼の生き方は多くの支持を得るが、一方で女性関係も激しく、その相手にはジャネット･ジャクソンやホイットニー･ヒューストンも。激動の半生を振り返る。

ボビーは世界的なポップスター、ホイットニー･ヒューストンと結婚するが、酒とドラッグとパーティーに溺れ、2人の生活は次第に混乱していく。愛し合いつつも薬物依存から抜け出せないその一方で、ボビーと他の女性の間に生まれた子供たちにも優しく接するホイットニーの側面が語られる。

元妻ホイットニーに続き、愛する娘と息子も失ってしまったボビー。絶望の中、アルコール依存症に陥ったボビーだが、失うばかりではない。ボビー本人に加え、彼を支える仲間たち、そしてかけがえのない家族のインタビューから当時の状況を振り返る。そしてボビーは初めて、妻と娘の墓参りに訪れる。