Japanese television drama
EPISODE 1
glass 1
雑誌記者の来島美和(貫地谷しほり)が祖父・来島泰三(津川雅彦)から“神のグラス”について聞いたのは1年前のことだった。「バーテンダーはカウンター越しに向き合った客を決して裏切らない。そして、その中でも選ばれし者だけが、道に迷い、孤独に傷つき、行き場のない魂を救う究極の一杯を作り上げることができる」――祖父の言葉はその後、美和の心にずっと引っかかっていた。1年後――。美和はジャパンカクテルコンテストの会場へと足を運んでいた。目的は特別ゲストであるバーテンダーに会うこと。そのバーテンダーとは、パリのラッツホテルで腕を振るう佐々倉溜(相葉雅紀)。(C)「バーテンダー」城アラキ、長友健篩/集英社・テレビ朝日・ジェイストーム
EPISODE 2
glass 2
溜(相葉雅紀)が再びバーテンダーとして、BAR「ラパン」で働くことになった。その噂を聞きつけ、“ミスター・パーフェクト”の異名をとる天才バーテンダー・葛原隆一(金子ノブアキ)が来店。しかし、溜が作ったオリジナル・レシピのカクテルを飲んだ葛原はその味に興味を示しながらも、「お前のカクテルは完璧からほど遠い」と言い捨て去って行く。その矢先、来島泰三(津川雅彦)が自身の経営する「ホテルカーディナル」の1周年記念パーティーで、溜と葛原にバーブースを担当するよう依頼する。未完成である「ホテルカーディナル」のメインバーを任せられる本物のバーテンダーを捜している泰三は、2人の腕を試そうとしていたのだ!(C)「バーテンダー」城アラキ、長友健篩/集英社・テレビ朝日・ジェイストーム
EPISODE 3
glass 3
BAR「ラパン」で働いて3年になる杉山(荒川良々)が、カクテルコンクールに出場することになった。溜(相葉雅紀)はチーフ・バーテンダーの三橋(光石研)に頼まれ、杉山の練習をサポート。何でも手伝う、と申し出る。すると杉山が、コンクールに優勝したら美和(貫地谷しほり)と付き合いたい、と言い出した。溜はよかれと思って美和に伝言を届けるが、溜にどこか惹かれている美和はへそを曲げてしまう。(C)「バーテンダー」城アラキ、長友健篩/集英社・テレビ朝日・ジェイストーム
EPISODE 4
glass 4
斬新かつ万人受けする特集の企画を出そうと息巻く美和(貫地谷しほり)に頼まれ、溜(相葉雅紀)は大人気のバーへ付き添い、プロの視点で評価することに。ところが、目当てのバーは定休日。2人はその店の地下にあった「バー・ノースウィンド」に入る。退廃的な空気を漂わせる北方(カンニング竹山)がバーテンダーを務めるその店は、客層も店内の雰囲気も品のある「ラパン」とは真逆。美和は中に入るのを躊躇するが、北方の姿を見た溜は進んでカウンターに座り、ブラッディ・メアリーを注文する。(C)「バーテンダー」城アラキ、長友健篩/集英社・テレビ朝日・ジェイストーム
EPISODE 5
glass 5
取材のためにホテルのラウンジを訪れた美和(貫地谷しほり)は、かつて“ジャズ界の新星”として注目されてニューヨークへ渡ったピアニスト・諏訪マリ(芦名星)が演奏している姿を目撃。渡米前に彼女を取材したことがある美和は、懐かしさから声を掛ける。マリは先月東京に帰ってきたらしいが、その話をする表情にはどこか陰りが…。そして、美和はさして気にも留めていなかったが、マリの演奏をじっと見守る女性の姿があった。(C)「バーテンダー」城アラキ、長友健篩/集英社・テレビ朝日・ジェイストーム
EPISODE 6
glass 6
かつて溜(相葉雅紀)をクビにした「ラッツホテル」のチーフバーテンダー・加瀬五朗(竹中直人)が、フランス大使館が主催するパーティーのため、フレンチシェフの山之内清治(大友康平)を伴って凱旋来日した。美和(貫地谷しほり)とともに泰三(津川雅彦)のもとを訪れた溜は、奇しくもそこで加瀬と再会する。加瀬は泰三に頼まれ、「ホテルカーディナル」で行われるフランスフェアの特別顧問を引き受けていたのだ。気まずさを感じながらも、加瀬に近況を報告しようとする溜。ところが、加瀬は優しい口調で「君と僕は、もう師匠でも弟子でもないんだから」と告げ、話を遮る。(C)「バーテンダー」城アラキ、長友健篩/集英社・テレビ朝日・ジェイストーム