MSカンパニーの後継者パク・シヒョン。妹のユナに会うため5年ぶりに帰国したが、会わない間にユナは“秘密の花園”というゲームに夢中な“オタク”になっていた。ファンクラブの会長まで務めるユナを見て腹を立てたシヒョンは、“秘密の花園”を開発したキャッスルソフト社を潰してしまおうと考える。しかし、キャッスルソフトの社長イ・モンリョンは会社のカネを横領した元社員を脅迫する危険な人物だった。

正体を隠し、キャッスルソフトに潜入しようと決心したシヒョン。新入社員の応募条件をクリアするために自分はゲイだとうそをついて見事、面接に合格する。しかし、与えられた仕事はごみ捨てや掃除、買い出しなどの雑用ばかり。会社の内部事情を探りたいシヒョンは自ら、もっと重要な仕事がしたいとイ・モンリョン社長に直談判。すると社長は、一緒にコスプレをしないかとシヒョンを誘い・・・

文句を言いながらも雑用を完璧にこなすシヒョン。他の社員たちは横柄な態度をとるシヒョンが気に入らないが、しかたなく一緒に働いていた。ある日、誰もいない会社に1人で残ったシヒョンはモンリョンのパソコンで会社の機密情報を探していて、モンリョンに見つかってしまう。大好きなモンリョンのために残業していたとうそをつき、難を逃れたシヒョン。しかしモンリョンは、何か怪しいと気付き始めていた。

結局、シヒョンはキャッスルソフトの機密を見つけられなかった。重要な資料は家に隠してあるかもしれないと考えたシヒョン。飲み会で意図的にモンリョンを酔わせ、送っていくふりをして今度は家への潜入に成功。酔い潰れたモンリョンが眠っている間にシヒョンは急いでパソコンからファイルをコピーするが、目を覚ましたモンリョンに見つかりそうになり慌てて寝たふりをする。翌朝、起きると隣には裸のモンリョンがいて・・・

自分にコスプレをさせたがるモンリョンや、女子高生を相手に金儲けができると話すヒャンダンにカッとなったシヒョンは辞めるつもりで会社を飛び出す。しかし、ヒャンダンの話を聞いて思い直し、翌日からも出勤することに。会社の前でシヒョンとモンリョンが話しているところへ、偶然ユナがやって来る。ユナがシヒョンの妹だと知ったモンリョン。そしてユナはシヒョンとモンリョンが両思いだと聞き、ショックを受ける。

シャンニエンのコスプレをすることになったシヒョンは強制的にステージに上げられ、“秘密の花園”の演劇に参加する。客席でその様子を見ていたユナは、兄が最も嫌っていたコスプレをしていることに驚きを隠せない。モンリョンとの仲は本当だったのかとショックを受けるユナを突然、何者かが連れ去っていく。ステージ上で縛り上げられているシヒョンは、それに気付きながらどうすることもできず・・・