
ミセン-未生-

2014年秋、ひとつのドラマが韓国中を揺るがした。大ヒットドラマ「星から来たあなた」に次ぎコンテンツパワーナンバー2に輝いた「未生~ミセン~」だ。非正規社員、出世競争、社内派閥、パワハラ、セクハラ、社内不正などサラリーマンの現実をリアルに描き多くの視聴者から好感を得た本作は、激烈な競争社会を背景にそこで生きる人々の哀愁や人生哲学が多くの人の共感を呼び社会現象に。「相続者たち」のキム・ウビンやJYJのキム・ジェジュンなど、多くの有名スターもこのドラマのファンになった。 “人生とは?”という永遠のテーマに真っ向から挑んだ、頑張って生きている全ての人を癒す、感動のヒューマンドラマが遂に日本に上陸する! 会社員は毎日戦場に出勤する。 表から見ると、静かでしかないオフィスでも少し近付けばコンピュータを通じて、あるいは電話を通じて顔の分からない相手と死闘をくりひろげる姿を簡単に発見することができるだろう。 誇張されるように電話で怒鳴りつけなくても、忙しく書類の束を持って行き来しなくても、すごい速度でうつキーボードを通じて、話す声を通じて激しい心理戦が進行している。 それはあたかも静寂の中でただ碁盤を間に置いて囲碁選手の激しい‘数戦い’と同じだろう。‘未生’は‘囲碁’だけが人生の全てだった主人公がプロ入団に失敗した後冷酷な現実に放り出されて繰り広げられる話だ。 主人公は囲碁を忘れたがるが結局降りかかった問題を解決できる鍵は逆説的にも囲碁から得た洞察だ。 “それにしても世の中に何の影響もない囲碁. それでも私には全てである囲碁・・・.”交通事故に遭っても車椅子に乗ったまま対局したチョ・チフン9段のこの話のように他の人々が見るにはささいで小さいことであっても自身のことに最善を尽くす、‘政治’でなく‘仕事’で評価されようと努めるすべての元気な会社員のためのエールを送りたいと思う。