TVアニメの第1シリーズ。プロ野球選手になることが夢だった波多野憲二。だが、夏の甲子園大会、東東京地区予選3回戦敗退という苦い高校生活を送った。野球部の監督であり、担任の筒井は、憲二に違う才能を見出していた。筒井の教え子でプロのボートレーサー、萩原麻琴に憲二を会わせることを画策して…。 ※2010年4月1日より、『競艇』は『BOAT RACE』に呼称変更しました。
エピソード1
ナンバーワンになる!
やまと競艇学校82期卒業記念レース。開会式の壇上で波多野憲二は宣誓していた〜「3年以内に日本一のレーサーになります!」。会場には感嘆と失笑が沸き起こっていった。そんな簡単に勝てるほどプロの世界は甘くないのだ。そして卒業レース・準優勝戦が始まった。強引な山崎のダンプ(※相手の艇に自身の艇をぶつけてターンできるようにするテクニック)を、禁止されているモンキーターンでかわした憲二は1着でゴールイン、優勝戦進出を決めた。そんな様子を見つめていた謎の男が憲二のもとにやってきて…。
エピソード2
競艇場であおうぜ!
卒業記念レース優勝決定戦。ライバルの洞口と憲二はともに準優を1着で勝ち進んでいた。しかしレースが始まり1マークを抜けてきたのは青島優子だった。これを追いかける憲二と洞口。しかしストレートでは抜けないと憲二と洞口は禁止されているモンキーターンを使った。ここから二人のデッドヒートが始まった。やがて水面が風で荒れ始めた最終周、ここで冷静な洞口は安全な通常のターンを選択する、しかし憲二は何が何でも洞口に勝つ!とモンキーを決意。さて最終ターン、いち早く抜けてくるのはどちらだ。
エピソード3
デビュー戦だぜ!
いよいよ憲二のプロデビューだ。平和島競艇場の控え室ではモーターの抽選が行われていた。そこで憲二は驚異の勝率を誇る「平和島のオバケモーター」を当てるという絶好のチャンスを掴んだ。しかしスタート練習ではフライングを連発し手こずっていた。そしていよいよ本番。好スタートを決めて第1ターンマークへ飛び込んで行ったと思いきや、見事に転覆! せっかくのオバケモーターも分解・洗浄しなければならない羽目に。そこへ気難しく、ガンコなベテランレーサーの古池がやってきて…。
エピソード4
弟子をとらない理由?
競艇選手はプロペラを修正したり、情報を交換したりするのに何人かでグループを作っている。憲二も東京支部の江上たちのグループに誘われたが、競艇のことを教わるなら古池しかいないと既に決めていた。そして休日に古池の自宅まで押しかけて弟子入りを懇願する。しかし許しはもらえずの日々が続いたそんなある日、古池の娘・亜紀からある事故のことを聞く。その事故以来古池は弟子は取っていなかったのだ。説得材料が見つからずに悶々とする憲二に古池と同じレースの斡旋があり…。
エピソード5
このジジィ ぶち切れてやがる!
江戸川競艇場は初めて走る新人にとってはとても難しい水面だ。「今節、一度でも連に絡むことができたら弟子にしてやる」という約束を古池からもらった憲二だったが、転覆・ゴンロク(※5着や6着など、悪い成績のこと)でとても弟子にしてもらえそうにない。宿舎に帰り過去のレースを必死で研究し作戦をたてる憲二。これで行けるぜ次のレース!と思ったが、なんと次のレースは古池と一緒の競走だった。直接対決だ、さぁどうする憲二。
エピソード6
いくぜ 新鋭リーグ!
やっと古池の弟子になった憲二だったが、いつも怒鳴られてばかりで、周りからはあんな仲の悪そうな師弟は見たことがないと囁かれていた。そんなある日、ライバルの洞口が蒲郡一般戦で初優勝したというニュースを聞き、俄然練習に力が入る憲二をみて「ライバルの好成績はよほどキクようだ」とほくそ笑む古池だった。そんな憲二に新鋭リーグ戦の斡旋がきた。やまと卒業レース以来の洞口との対決に対抗意識を燃やす憲二。しかしそこには岡泉誠二、潮崎俊也といったSGクラスの一段格の違うレーサーたちが待ち受けていた。
川島得愛
間島淳司
野田順子
根谷美智子
高野直子
青野武
秋山勝仁
冨岡淳広
大島満