元警視庁検視官・道場修作 (内藤剛志) が亡き妻の愛した俳句ゆかりの地へ旅に出る。舞台は俳人・松尾芭蕉が“奥の細道”に記した山形県。妻が残した雑記帳を片手に旅を楽しむ道場だが、1人の女性 (中山忍) と出会ったことで、物語が大きく動き出す。旅先で起きた事件…そのとき道場は…
元警視庁検視官・道場修作 (内藤剛志) が、亡き妻の愛した俳句ゆかりの地を旅していると、今回も思いがけず事件に巻き込まれていく。シリーズ第2弾の舞台は、俳人・高浜虚子ゆかりの地、愛知県蒲郡。伝統の三河木綿を守る夫婦との出会いが、道場を事件へと引き込んでいく。不可思議な転落事故、伝統織物を巡る利権争い、愛憎まみれる三角関係…。様々な思惑が複雑に絡み合い、悲劇へと繋がっていく。そこには哀しくも切ない物語が隠されていた。
元警視庁検視官の道場修作 (内藤剛志) は、亡き妻の残した雑記帳を手に再び旅に出た。行先は、歌人・与謝野晶子が愛した温泉地、鹿児島県指宿市。到着早々、道場は警視庁時代の元同僚で現在は鰹節職人の久保一登 (村田雄浩) と再会。思いがけず妻との思い出にふれ、心動かされる。しかし、知覧茶農家で茶師の日高菜穂 (財前直見) と出会ったことで、思いがけず事件に巻き込まれていく。湖で発見された謎の遺体、伝統の「味」を巡る利権争い、疑惑が残る十年前の転落事故、父の死後すれ違う母と子…点と線となり、事件に隠された衝撃の真相が明らかになっていく。