仕事も亭主もクビになり…世捨て人のように京都へ逃れてきた男が、新たな出会いを通して弁護士としての使命に再び目覚め、難事件に立ち向かう! 生きがいとは何か…家族とは何か…事件を通して、ひとりの男の再生物語がここから始まる。
エピソード1
殺された京人形師 天国からの依頼
京都で“色の魔術師”と呼ばれた天才人形師・山根和幸 (長谷川初範) の遺体が見つかる。事件現場に残された遺留品の手帳には“六角心平”の名前とともに、“要連絡”と残されていた。京都府警本部捜査一課、沢井涼子 (黒谷友香) は六角の身辺を捜査する。亡くなった山根と六角の関係とは? かつては天才と謳われた山根がとある事情で人形師の職をあきらめざるをえなくなったという事実にたどり着いた六角は、弁護士の職を捨てて、家族とも離ればなれになり、愛する家族へ本当の気持ちを伝えることができなかった不器用な自分と山根を重ね合わせる。家族のことを思いながら死んでいった山根の無念を晴らすべく、心平は独自の視点で事件を調べると、その先に驚愕の真相が待ち受けていた。