1981年終了の「仮面ライダースーパー1」から6年を経て、新しい製作スタッフの手により誕生した作品、それが「仮面ライダーBLACK」である。強化皮膚から人工筋肉が覗く黒一色の特異なデザイン、光と影の対比や画面を彩る鮮やかな閃光などの演出は従来の仮面ライダーシリーズとは一線を画すものとなった。また仮面ライダーの宿命のライバルである世紀王シャドームーンは闇の仮面ライダーを象徴する出色のキャラクターであり、シリーズ後半における両者の対決とともに、ストーリーはクライマックスを迎えることとなる。
エピソード1
第1話「BLACK!!変身」
逃亡した南光太郎を追う暗黒結社ゴルゴムの三神官。光太郎は、ゴルゴムにより5万年目の創世王となるために、世紀王ブラックサンの改造手術を受けていたのだった。ゴルゴムの手先となっていた秋月総一郎は、クモ怪人によって殺害される。怒りと悲しみに震える光太郎は、仮面ライダーBLACKへと変身する。
エピソード2
第2話「怪人パーティー」
暗黒結社ゴルゴムの基地を突き止めようとする光太郎は、女優の月影ゆかりを訪ねる。というのも、暗黒結社ゴルゴムの秘密を知るメンバーの一人であったからだ。だが、月影ゆかりは、ゴルゴムが送り込んだヒョウ怪人に暗殺されてしまう…。
エピソード3
第3話「怪?怪・改造人間」
暗黒結社ゴルゴムは、人類の文明破壊を目指す地獄絵を完成させるため、オブジェの材料となる人間を狙って暗躍を開始する。そして、オブジェ完成のための最終パーツとなる仮面ライダーBLACKの首を、クワゴ怪人が狙う。
エピソード4
第4話「悪魔の実験室」
南光太郎の弱点を探るゴルゴムのメンバーである黒松教授とノミ怪人。そんな中、オートバイレーサーの速水透は、レースでの優勝と引き換えに、黒松教授との闇の取引を行ってしまう。速水は実験台として、獣人化させられてしまう。
エピソード5
第5話「迷路を走る光太郎」
国際平和友好会議が開かれることになる朝日村。この朝日村をゴルゴムのヤギ怪人が狙う。呪文のような催眠音波と、角の粉末の幻覚効果で、村人を自由自在に操り支配してしまおうとする。この村の平和を取り戻せ、仮面ライダーBLACK!
エピソード6
第6話「秘密透視の謎」
空中を自由自在に飛び回り、上空から敵を襲うオオワシ怪人は、画家や美術学校の生徒を使って、透視能力者に仕立て上げることで、新型コンピューターの機密を探る。そして、ゴルゴムの計画を成功させるため、暴れまわる。
倉田てつを
京本政樹
渡部猛
飯塚昭三
高橋利道
好井ひとみ
石ノ森章太郎