莫大な資産を持つ御前家の孫娘･一十三 (夏菜) と婚約した日本屈指の財閥「安田グループ」の御曹司･安田一平 (庄野崎謙) は、自らが追い求める正義を見出すべく、刑事になることを選択。警視庁京橋警察署に配属された一平は着任初日から、先輩刑事･大川真弓 (国仲涼子) の指示で管轄内の運河へ急行する。女子大生･石橋綾香 (安藤聖) の死体が見つかったのだ!

暴力団「龍星会」の元組員･前田泰明 (津田寛治) の供述により、死体で見つかった女子大生･綾香 (安藤聖) の首に押された「4」という烙印の秘密が判明した! なんと龍星会は若い女性の売買を目的とした闇のパーティーを主催しており、出品する女性たちの首にオークション番号を焼き付けていたのだ。

パトロール中の巡査･澤田敏郎 (夕輝壽太) が、若い女性から受け取ったという安田一平 (庄野崎謙) 宛の手紙を持って、京橋警察署にやって来た。その手紙にはなんと、生まれたばかりの人気俳優の子供を病院から誘拐した旨に加え、「貴様らブタ共に、俺の知力をもって挑戦する」という一文が書かれていた!

安田一平 (庄野崎謙) の先輩刑事･大川真弓 (国仲涼子) は、思い詰めた表情で京橋警察署の前に立つ女性･菅原結衣 (岡本玲) を目撃。結衣はストーカー被害に遭っているという…。その翌日、新たな事件が起こった! イケメンカリスマ美容師の吉沢健也 (山口大地) が刺殺されたのだ。なんと吉沢は結衣がストーカーとして名を挙げた人物だった。その一方、殺害現場付近では結衣にそっくりな女性が目撃されていた!

深夜のイベント会場で、赤いバラの花に囲まれた他殺体が見つかった。その顔や体には棘による無数の傷跡が…。この奇妙な遺体の身元を改めた途端、安田一平 (庄野崎謙) の先輩刑事･田村政春 (松重豊) の顔色が変わる! 被害者であるイベント会社の社長･瀬川譲二 (真鍋誠志) は、かつて「イリュージョンの第一人者」ともてはやされた伊集院周五郎 (小須田康人) が率いるイリュージョンチームのメンバーだった。

松浦清和という男性が何者かに撲殺された。安田一平 (庄野崎謙) ら京橋警察署の面々は、目撃者の証言から容疑者だと思われる男性･内堀哲也 (波岡一喜) を署に連行。一平はさっそく取調べを開始する。しかし、内堀は殺意など一切なかったと言い張り、なぜか所持していた1000万円もの大金に関しても競馬で儲けたと証言する。松浦には妻･美代子 (南野陽子) と中学生の娘･綾乃がいた。幸せな家庭をぶち壊すような奴は絶対に許せない! ――取調室で内堀と対峙した一平は、正義感を燃えたぎらせる。