
個人差あります
100円ショップの商品企画部に勤める磯森晶(男性:白洲迅 女性:夏菜)30歳。5年前、小説家の苑子(32・新川優愛)と結婚、2人暮らし。会話はあるものの、どこか冷めた夫婦生活を送っている。 ある夜。強烈な頭痛に襲われた晶。搬送先の病院で、命の危機を告げられる。突然のことに、動揺を隠せない苑子。が、その時、晶のカラダに変化が起きていた。 「苑子、俺、倒れて運ばれたんだよな……?」 手術室から歩いてきた晶。その姿に全員が驚いた。晶は、女性になっていたのだ。院内に晶の驚愕の叫び声が響いた。 「男性が女性に、女性なら男性になる異性化体質といえます」 晶におりた“異性化”の診断。同一人物である証明となる「異性化証」を医師から受け取り、心は男性、カラダは女性としての暮らしが始まった。 「バンザイして」「うおおっ!何すんの」 晶が女性として暮らせるよう、ブラジャー購入のためバストサイズを測ったり、メイクを教えたり、献身的に支える苑子。「妹ができたみたいで楽しい」という苑子に、男の時に久しく感じていなかった絆を再び感じていた。こうして無事、社会復帰を果たしたが…。 「おっぱい触り放題だろ?」 セクハラ被害や満員のエレベーターでは痴漢に遭うなど女性の苦労や生きづらさを知る。 カラダは女性・心は男性だからこそ気づく、世の中の「女性」 への目線…。それは家庭でも同様で、苑子の言葉に無意識のうちに男女で役割の区別をしていたことに気づく晶。 異性化したことで、みえてきた男性の視点と女性の視点の違い。さらには、さりげなく自分を気遣う上司にキュンとなるなど男性へのまなざしも変わってきて… 。 “異性化”というスイッチを切り口に描く、ラブストーリー 多様性の時代、あなたが感じる疑問や悩みにもそっと寄り添うドラマです