夏木夫婦に誕生した一人の少年。6月3日の午後4時に生まれたことから、「六三四」と名付けられた。六三四は、剣道一家の両親の影響で、幼少より剣道の指導を受け、才能を開花させていく。だが小学1年生の時、父の栄一郎が剣道大会で優勝するも、試合中の怪我が元で死亡してしまう…。©村上もとか/小学館・エイケン
エピソード1
オラは六三四だ あばれ剣
「岩手の虎」と呼ばれる剣道の達人・夏木栄一郎を父に、「鬼ユリ」と呼ばれ、剣道の達人だった佳代を母に持つ、少年の名は六三四。ある猛吹雪の夜、犬の十一が野犬に襲われる。十一を守るために野犬に立ち向かう六三四だったが…。
エピソード2
強敵めっけ!勝負すろ
雪の夜、犬に襲われた六三四は負傷し入院する。飼い犬の十一も彼を守って傷を負う。六三四の回復を願う両親の深い愛情と、病院で出会う強敵との因縁が、六三四の剣士としての成長を促す。
エピソード3
入門だ!町道場ケンカ剣
剣道道場にやってきた少年が、大人たちに稽古を挑む。初めて防具をつけ、真剣勝負に挑む少年は、剣道を通じて成長していく。
エピソード4
盛岡城の決闘!
幼稚園での生活に退屈していた六三四だが、年長組から喧嘩を売られて戦う事に。友達になったもなみは心配するが、六三四は見事に勝利した。そんな六三四は盛岡城で大石と勝負をすることに…。
エピソード5
上には上の剣の道
六三四がいくら竹刀を打ち込んでも、大石の体にかすりもしない。六三四にはその秘密がわからなかった…。ある日、父・栄一郎は六三四に足捌きを見ておけと伝え、河原でチンピラと戦う。
エピソード6
やるぞ チビッ子剣道大会
「チビッ子剣道大会」の試合に出ることになった六三四。優勝候補と目されている米内(よない )という強敵を知り、闘志を燃やす。しかし、この米内よりも強い女の子「轟 嵐子」が居た。