哲仁王后 ～俺がクイーン!?～

青瓦台の最年少シェフであるチャン･ボンファン。中国大使をもてなす料理を担当するが、魚料理から釣り針が見つかりシェフの座を追われることとなる。おまけに経費を着服した疑いまでかけられて、警察とのもみ合いの末にホテルのベランダからプールに転落してしまう。何とか一命を取り留めたボンファンだが、目を覚ますとなんと朝鮮時代の女と体が入れ替わっていた。明日には王と結婚する身だと知り、自分は男だと王様に説明するが…。

嘉礼式を終え、結婚初夜を迎えたソヨンと哲宗。酒色に溺れていたと有名な哲宗なだけに、服を脱がされないよう軍隊で習った十字結びを使ってガードするソヨン。しかし朝になると十字結びはほどかれていた。焦ったソヨンは初夜の真相を暴くために動き始める。また、池の水をためることを条件に7日間の合宮に応じたソヨン。しかし男装をしてこっそり宮廷を抜け出してしまう。

置屋で哲宗たちの話を盗み聞きしたと勘違いされ、哲宗に追われるソヨン。刀を突きつけられて絶体絶命のピンチだったが、危機一髪のところでビョンインに助けられる。翌日、二日酔いに苦しむソヨンは水剌間にラーメンを作るよう命令する。しかし何度作らせても満足できる料理が出来ず、しびれを切らしたソヨンは自ら水剌間へと向かう。その後もソヨンは水剌間へ出入りし、得意の料理で大王大妃の心を射止めようと奮闘する。

哲宗に薦められた茉莉花茶の香りを嗅ぎ、置屋からの帰り道で自分を殺そうとしたのが哲宗だと気付いたソヨン。何とか平然を装うとするが、哲宗に自白茶を飲まされてしまう。そのことに激怒したソヨンは、自分より弱い者を殺そうとする殺人鬼だと哲宗を罵る。そんな中、ファジンの腰元であるオウォルが突然姿を消す。ファジンはオウォルを助けるために、ソヨンを池に突き落としたのは自分だと自白するが…。

うその自白をしたファジンを助けるため真実を明かそうとした哲宗。しかし、他の男が自分よりカッコいい姿を見せるのが気に食わないボンファンの魂が影響し、池での事故は自殺未遂だったと明かしたソヨン。キム家にとって邪魔なファジンを消せる絶好の機会だっただけに大王大妃は激怒し、王妃を廃位すると宣言する。一方哲宗は敵だと思っていたソヨンの予想外の行動に心が揺れ始める。

皆が寝ている早朝に大造殿を抜け出し池へと向かったソヨン。大雨のおかげで水がたまった池に再び身を投げる。そのころ、哲宗は昼間に交わしたソヨンとの会話をふと思い出す。ソヨンが再び自殺しようとしていると気付いた哲宗は慌てて池へと向かう。哲宗のおかげで一命を取り留めたソヨンだが、何度も自殺を図ったことを理由に豊安チョ家から廃位を上疏されてしまい…。