廃盤になったビデオ作品を収集するビデオマニアの正彰(柿原徹也)は、ある日ネットでお勧め作品を物色していると、「カウンター」という作品を見つける。恐ろしい噂のあるその作品に興味を惹かれた正彰は、レンタルショップでアルバイトをする親友の武田に頼みそれを手に入れるが…。
短期アルバイトを探していた大学生の拓実(江口拓也)は、ある日先輩から清掃会社での仕事を紹介される。特別な技術もいらず、給料もまずまずと言われ、友達の宏と一緒に軽い気持ちでバイト先に向かう。ワゴン車に乗せられ到着した先は、薄気味悪い、誰も住まなくなった一軒家だった。
連日の激務に疲れ、単調な毎日に気が滅入っていた吉沢優子(芹澤優)は、その日の朝も、いつものように会社に向かっていた。ところが、乗っていた電車が人身事故にあってしまう。駅員の指示に従い、ホームに下りた先で彼女が見たものは…
教師の真矢(加藤英美里)は、受け持っているクラスの生徒の泰司が最近学校を休みがちなことを心配し、放課後彼と話をしてみることに。しかし、どこか上の空で、話しかけても返ってくるのは生返事ばかりの彼は、ずっと不思議な曲を口ずさんでいた。
デートに出かける準備をしていた俊夫(三宅健太)は、着て行こうとしていた服が無いことに気付く。不思議に思いつつ、別の服を着て待ち合わせ場所に向かうが、今度はライターが無いのに気付いた。仕方なく火を借りようと傍に居た男性に声をかけるが、その男が俊夫の顔を見て言った言葉は…。
彼女の亜紀を駅まで迎えに行った帰り道、雨に降られてしまった祐樹(羽多野渉)には、雨音を聞くと思い出す恐ろしい過去の体験があった。彼の過去が知りたい亜紀は、面白半分にそれを聞かせてほしいと頼むが、祐樹は『話すと呪われる』と断る。だが、それが、ますます亜紀の興味を引いてしまい、そして…。