夏花

病弱なホー・ランは、偶然入った美容室で、ある男性に髪を洗ってもらう。優しく柔らかな声に心を惹かれ、その日の光景を何度も夢に見るようになったランは、後日、再びその店を訪ねる。そして、その男性から聞いていた美容師の番号“33番”を指名するが、出てきたのは女性だった。店員からその男性が臨時で手伝いに来ていたシアオ・ハンだと聞かされたランは、そのままタクシーに乗りシアオが暮らす小州村へと向かう。

チウ・ジアロンは娘・ランの誕生日パーティを開き、人気バンドのリードボーカルであるハン・ユーと彼の叔母でランの主治医であるハン先生を招く。しかし、シアオのことで頭がいっぱいのランは...。

絵画教室で先生のバイトをすることになったランは、シアオにデッサンのモデルを頼む。喜びも束の間、シアオが故郷に帰ってしまい、理髪店には入居者募集の張り紙が。ランは足しげく理髪店の様子を見に通う。

帰宅が遅くなったランを待っていたのは、お手伝いのジャンだった。ジャンはランにどこへ行っていたのかと問い詰めるが、逆にランから隣のおじさんと会っていることを指摘され、反論できなくなってしまう。

スーパーで出会った少女・チュエンが、シアオを「パパ」と呼んだことに驚くランだったが、実は彼女はシアオの兄の子供だった。そんななか、シアオはパンズの紹介でユーの叔父の庭仕事を任される。

チュエンが絵画教室から姿を消し、ランはあちこち捜し回る。その頃、チュエンはユーに出くわし、家に送り届けてもらっていた。シアオがユーに会ったことを知り焦るラン。ユーは彼氏ではないと釈明するが...。