研究所で働く立川春菜(岸本加世子)､次男で資産家の息子･浅野真吾(山下真司)､長男で母､祖母と同居している高倉一平(大和田獏)は友達同士｡しかし真吾と一平は春菜に思いを寄せていた｡そんなある日､春菜は真吾からプロポーズされるが､一平のことが好きな春菜はあっさりと断ってしまう｡そんな春菜の気持ちを知らない一平は･･･｡

一平(大和田獏)は家族に春菜(岸本加世子)との結婚を宣言｡一平の母･麻子(高森和子)は｢気に入らない女性だった場合ははっきり断る｣と告げる｡一方､春菜も家族に一平との結婚を決心したと話すが､彼が長男と聞いた母･里子(大森暁美)は猛反対｡その後､春菜は高倉家に招待されるが･･･｡

晴れて結ばれることとなった一平(大和田獏)と春菜(岸本加世子)｡早速､一平は立川家へ挨拶に行く｡春菜の父･正造(北村和夫)は一平が気に入り､結婚に賛成する｡最初は反対していた里子(大森暁美)も､一平の誠実さと人柄の良さに触れ､結婚に合意した｡これを受け､高倉家は立川家との顔合わせの席を設けることになる｡

共働きを主張する春菜(岸本加世子)の言いなりになる一平(大和田獏)に対し､麻子(高森和子)は呆れ顔｡一平の祖母･ヒサ(沢村貞子)はふたりをかばうが､麻子はどうしても気に入らない｡そして結婚式当日､披露宴も終わり､春菜と一平は慌しく高倉家へ向かう｡すると麻子は｢今日から台所を春菜に譲る｣と言い放ち･･･｡

結婚式の翌日､麻子(高森和子)が家出をした｡しかし､春菜(岸本加世子)は依然として家事を一切しようとしない｡一平(大和田獏)の父･平太(藤岡琢也)も外食を余儀なくされ､高倉家にはヒサ(沢村貞子)だけが残されることに｡結婚して家を出ている一平の妹･節子(田中美佐子)からなじられた春菜はついに別居を決意し･･･｡

春菜(岸本加世子)と一平(大和田獏)が別居を決意した矢先､麻子(高森和子)が｢家事を引き受けるから同居しないか｣と言い出した｡春菜は一平の反対を押し切り､麻子の提案を快く受け入れる｡春菜は麻子に弁当まで作ってもらい､上機嫌で出社｡しかし帰宅後､春菜は麻子から冷たくされ･･･｡