ある日主水の元を、裏稼業の大元締・柳島の茂兵衛が来訪。ところが茂兵衛は主水の目前で何者かに殺され、死体から仕事人の名簿が見付かったことから奉行所による仕事人狩りが始まってしまう。主水は裏切り者として、江戸中の仕事人から的にされるが……。©松竹・ABC
主水は、橋の上から身投げしようとした老婆・お鹿を助けることに。聞けば彼女は、若い頃に将軍の父君・大御所様と結婚の約束を交わし、以来四十五年間操を守り続けているという。そんなお鹿を哀れに思った夜鷹・お光は、大御所様殺しを依頼するが……。©松竹・ABC
絵馬坊主の蝶丸が、一両二分という安い仕事の話を持ち込んできた。狙う相手は浪人・片倉新八で、依頼人は駒吉……しかしその名を聞いて、お玉は驚く。駒吉は新八に仕える中間で、彼らは新八の妻・小夜や息子の勘九郎と共に、お玉と同じ長屋に住んでいたのだ。©松竹・ABC
政の財布をすった女スリ・お百は、その直後に偶然殺しの現場を目撃。慌てて主水の番所に駆け込むお百だが、殺した男が十手持ち・聖天の弥助だと知ると姿を隠してしまう。一方、殺しの現場に財布が落ちていたことから、政は弥助たちに捕えられてしまい……。©松竹・ABC
大工の棟梁・並作の女房・お峰が、夫を殺して欲しいと夜叉堂を来訪。調べによれば、並作は四人の妾との間に十三人もの子供を設けたがお峰は子宝に恵まれず、妾や子供たちとの同居生活が苦痛らしい。そんな中、娘の一人・おすえが何者かにさらわれてしまう。©松竹・ABC
旗本・堀田家に仕える腰元・お松が夜叉堂に駆け込み、絵馬に堀田帯刀の名を書くと息を引き取った。そんな中、帯刀の母・浪江は街頭で見かけた影太郎に目を付け、屋敷へ呼び出す。浪江は影太郎を帯刀の替え玉に仕立て上げ、お見合いを乗り切ろうと考えたのだ。©松竹・ABC