仕事人チームを解散して半年。裏稼業を休業する中村主水の下に2つの殺しの依頼が舞い込む。私利私欲の絡んだ依頼と睨んだ主水がその依頼を断った直後、主水は何者かに命を狙われることに。その頃、かつての仕事人仲間であった秀たちが江戸へ舞い戻っていた。
エピソード1
主水悲鳴をあげる!
老中の水野と阿部を、何者かが襲撃。仕事人の仕業と見た奉行所が警戒を強める中、主水の元に水野と阿部を仕置する仕事が、それぞれ別個に舞い込んだ。老中らの勢力争いと睨んだ主水は、両方の仕事を断ることにするが、その途端何者かに命を狙われてしまう。©ABC/松竹
エピソード2
秀、少女の謎を明かす
秀が育てている娘・お民が、厳しいしごき教育で知られる十津川鍛錬塾の塾生たちに捕えられてしまった。彼らは親元へ戻るために塾を脱走し、通り掛かったお民を人質にして古びた小屋に立て篭もってしまったのだ。秀はお民を救出すべく、主水らに相談するが……。©ABC/松竹
エピソード3
主水老人問題を考える
世間では、老人たちを預かり世話をする小金井施療院が大評判。加代が面倒を見ていた魚屋の姑・おまつも施療院に入ることになったが、間もなく心臓病で急死したと、おまつの遺骨が届けられた。気になった加代は、おりくと共に施療院を探り始めるのだが……。©ABC/松竹
エピソード4
主水犬にナメられる
オランダ渡りの犬・蘭月姫を将軍家へ献上するため、京から尼門跡・清照尼の一行が江戸へやって来た。しかし気紛れで残酷な清照尼は、道中で気に入らない人々を平然と殺させていたのだ。そんな中、勇次は品川で清照尼を追っているという女郎・お甲と知り合う。©ABC/松竹
エピソード5
お加代十里早駆けに挑戦する
江戸市中は、一等賞金が二十五両という十里早駆け競争の話題で持ちきり。ところがその陰で、飛脚が斬殺され荷を奪われるという事件が続発していた。飛脚問屋の頭・和泉屋のお龍は、組合を作って冥加金を納め、役人に守ってもらおうと提案するのだが……。©ABC/松竹
エピソード6
お加代商売敵の出現にあわてる
武家の息子たちが通う私学の一流校・憂国館。その館長・渋井元厚は金儲けに走り、邪魔になった正義漢の副館長・小野利明を斬殺してしまう。利明の死後、一人息子の吉之助は生活費を稼ぐために「何でも屋」を開業。「営業妨害だ」と騒ぎ立てる加代だが……。©ABC/松竹