愛の選択～産婦人科の女医

総合病院の産婦人科に新しく赴任した天才女医ヘヨン。初出勤日でも、周囲への挨拶より先に苦しむ妊婦を見て手術にとりかかる。ヘヨンは病院の企画室長で既婚者ソジンの赤ん坊を身籠もっているが、中絶を希望されて悩んでいた。ある日、ヘヨンは有名アナウンサーの妊婦ユンジンから、ダウン症候群の胎児を手術で死産にして欲しいと頼まれるが断る。しかし、ユンジンが出血多量で運び込まれた時、ヘヨンは故障したエレベーターに閉じ込められてしまう。

ユンジンの手術は、無事に成功。病院のロビーにはマスコミが詰めかけている。ヘヨンは赤ん坊を新生児担当の医師サンシクに引き渡すが、彼は閉じ込められたエレベーターで出会った男だった。。ある日ヘヨンは、子宮摘出が必要な妊婦を診察するが、夫と姑は、彼女が子供を産めなくなることを気にしたため手術が遅れてしまう。またある妊婦は双子を産むが、1人は重い皮膚病だった。医師たちが奮闘する中、お腹を押さえて苦しそうなヘヨンの姿が。

苦しそうにしているヘヨンを産婦人科に連れていくサンシク。研修医のギョンウと看護師ヨンミは密かに職場恋愛をしていた。だが、両親に押されて仕方なく見合い相手と結婚するとヨンミに言い出す。同じ頃、妊娠高血圧症候群の妊婦が占いで吉と出た日に赤ん坊を産むと言い張り、ヘヨンの反対にあうや、勝手に退院してしまう。一方ソジンは、急接近するヘヨンとサンシクの仲に気を揉んでいる。

サンシクはソジンが無理矢理へヨンにキスしようとするところを目撃していた。ある日、ヘヨンはスピード違反で警察官ジュンソクに注意を受ける。ヘヨンのもとに、脳死した妊婦が運び込まれてくる。胎児は手術で取り出しても、障害が残るか死ぬ確率が高い。この妊婦は、ジュンソクの妻だった。ヘヨンは子供を助けたいと願うジュンソクに最終選択を委ねる。そしてヘヨン自身は、価値観の合わないソジンに失望し、中絶を決心する。

レイプされた未成年少女が運ばれてくる。ヘヨンは彼女の淡々とした態度に驚かされる。しかも両親は慰謝料を狙って、娘の状態より診断書の発行ばかりを気にする始末。だが被害者と接するうちに、ヘヨンは少女の隠された気持ちに気づく。一方、ヨンミを振って見合い相手を優先したギョンウだが、結婚は破談となる。重い皮膚病の赤ん坊を毎日のように見舞っていたヨンミは、無事に2週間生き延びたことを記念してパーティーを開く。しかし、赤ん坊の容体が急変する。

ヘヨンは中絶する決心をする。手術を受けるために個人病院を訪れたヘヨンは、サンシクに遭遇。同じ病院で、子供連れで来ていた婦人が分娩するが出血が止まらず、急遽ヘヨンの病院へ移送される。ヘヨンはすぐに病院に戻り手術に挑むが、患者の出血は止まらない。一方、残された子供も病気であることに気づいたサンシク。保護者と連絡が取れない中、サンシクはある決断をする。ヘヨンは無事手術を成功させるが、帰宅した彼女の身に異変が。