エピソード1
新・ミナミの帝王
フリーターの坂上竜一(大東俊介)は、大阪ミナミの街で「ミナミの鬼」と恐れられる金貸しの萬田銀次郎(千原ジュニア)のしたたかさに惚れ込み、弟子入りを志願。そんな折、銀次郎は幼なじみの今宮伸治(内田滋)に会う。今宮は再会を喜ぶが、銀次郎は人違いだとはねつける。 銀行員の今宮は支店長の朝倉順一(西村雅彦)から営業成績の不振を責められ、罵倒される日々を送っていた。ある日、朝倉が目をかけている同僚の平原咲子(白石美帆)と親しくなったことから朝倉の怒りを買い、大口の契約を取れなければクビだと言い渡される。追い詰められた今宮は銀次郎に金を借り、他人の名義で自ら投資信託を買う。 成績を上げた今宮は、以前から希望していた融資審査部に異動。朝倉の指示で食品会社の審査を担当し、10億円の融資を決める。ところが、その会社が不渡りを出して倒産。不正融資の疑いも浮上し、責任を問われた今宮は自ら命を絶った。 今宮の死を咲子から知らされた銀次郎は、不審な融資の裏に朝倉が絡んでいるとにらみ、今宮に貸した金を朝倉から回収すると決意。「その支店長に、地獄を見せたる」と不敵につぶやいて・・・。
1時間8分 · 2010年9月21日