明朝皇伝 ~大王への道~
明朝、弘治帝の時代。地方都市・鶏鳴駅には博学の若者、楊凌がいた。結婚式の日、彼は突然病に倒れ、記憶を失い棺桶の中で目覚める。許嫁の韓幼娘が親族に責め立てられる中、楊凌は飛び出し、彼女を守る決意を固める。毒を盛られ余命が短いと知りつつも、やっかいな裁判を見事に解決し、県長官の参謀となる。やがてタタール軍が鶏鳴駅に侵攻するが、楊凌は奇策を用いて籠城戦を指揮、援軍を呼び、見事に撃退する。この戦いを通じて皇子・朱厚照と親交を深め、後に彼を補佐しながら宮廷の権力闘争に立ち向かい、皇子を皇帝の座に導こうとする。