盛家の娘・明蘭は母親の身分が低かったことから、父親から愛情を得られず、盛家の正妻や姉妹たちにも虐げられて育った。亡き母の教えを守り、自分の才気を隠して耐え忍び成長した明蘭は、やがて子供の頃に知り合った寧遠候府の御曹司・顧廷燁に見初められて顧家の女主人になり、夫を支え優れた才知を発揮していく。
エピソード1
投壷の勝負
時代は北宋。揚州の名家である盛 (せい) 家で正室・王若弗 (おうじゃくふつ) の娘・盛華蘭 (せいからん) と東京忠勤伯爵・袁 (えん) 家の次男・袁文紹 (えんぶんしょう) との結納の宴が開かれる。そんな中、袁家が連れてきた青年・白燁 (はくよう) が結納品の雁を賭けて側室・林噙霜 (りんきんそう) の息子・盛長楓 (せいちょうふう) と投壷の勝負を始める。だが、盛長楓では歯が立たず、側女・衛恕意 (えいじょい) の娘・盛明蘭 (せいめいらん) が代わりに勝負を受けて立ち…。
エピソード2
正義の行方
白燁 (はくよう) は王若弗 (おうじゃくふつ) の息子・盛長柏 (せいちょうはく) と意気投合。互いに武と文で身を立てようと誓い合うが、そんな二人に思いも寄らぬ災難が降りかかる。一方、盛家では身重の母親を気遣う盛明蘭 (せいめいらん) が食事も炭も満足にもらえていないと父・盛紘 (せいこう) に窮状を訴える。そこで盛紘が王若弗と林噙霜 (りんきんそう) を問いただすと、衛恕意 (えいじょい) の侍女・小蝶 (しょうちょう) に盗みの罪が着せられ…。
エピソード3
悲しい別れ
揚州最大の塩商・白 (はく) 家の当主の葬儀が行われ、側室の息子・白亭預 (はくていよ) が喪主を務める。だが、そこに死んだはずの正妻の外孫・白燁 (はくよう) が現れて大騒ぎに。なんと彼は白家を継がせるという当主の遺言書を持っていた。その後、盛 (せい) 家では昇進が決まった盛紘 (せいこう) が家を空けている間に、産気づいた衛恕意 (えいじょい) が頼る者もなくお産に臨むことになり…。
エピソード4
新たな旅立ち
衛恕意 (えいじょい) の妹が盛 (せい) 家を訪ねてくる。彼女は姉の盛大な葬儀に感謝しつつも、姉がお腹の子とともに亡くなったことに不信感を覚え、盛明蘭 (せいめいらん) を引き取りたいという。だが、盛 (せい) 家の大奥様が彼女を育てると名乗りを上げ、妻たちを御しきれていない盛紘 (せいこう) にお灸を据える。その後、承直郎に昇進した盛紘は一家を連れて都に向けて船出し…。
エピソード5
恋の三角関係
盛明蘭 (せいめいらん) は盛 (せい) 家の私塾で兄姉たちとともに学び、賢く美しく成長。同じ私塾で学ぶ斉 (せい) 国公の一人息子・斉衡 (せいこう) に想いを寄せられる。だが、姉妹の中でも立場が低いことをわきまえている彼女は、身分の高い斉衡に言い寄られても当惑するばかり。一方、母親・林噙霜 (りんきんそう) に似て野心家に成長した盛墨蘭 (せいぼくらん) は斉衡を射止めるのは自分だと思いこみ…。
エピソード6
恩人の帰還
白 (はく) 家の跡継ぎであり寧遠 (ねいえん) 侯爵家の子息でもある顧廷燁 (こていよう)(白燁 (はくよう))は郷試に合格。都に戻ると盛 (せい) 家の私塾に通って次の科挙を目指すことになる。そんな中、永昌 (えいしょう) 伯爵家の呉 (ご) 氏が年頃の息子・梁晗 (りょうかん) を連れて盛家を訪問。盛墨蘭 (せいぼくらん) はこっそり客間を覗きにいき、それを見とがめた王若弗 (おうじゃくふつ) の娘・盛如蘭 (せいじょらん) も、嫌がる盛明蘭 (せいめいらん) を連れて盛墨蘭の後を追い…。
チャオ・リーイン
ウィリアム・フォン
チュー・イーロン
シー・シー
チャオ・シュウチェン
チャン・ヤンヤン
Kaizhou Zhang
Hongliang Hou