星界の戦旗

遥か遠い未来、人類が宇宙に幾千の星間国家を形成し、幾多の種族が生きる時代。遺伝子操作によって宇宙に適する身体を得た種族“アーヴ”は、宇宙の半分を支配する強大な帝国「アーヴによる人類帝国」を築いていた。ある日、「アーヴによる人類帝国」の侵略を受けた惑星マーティン。その政府主席の息子ジントは、政治工作にでアーヴ貴族となり、貴族の義務である兵役を果たすために帝都へ向かう。彼を迎えに来たのは、アーヴ皇帝の孫娘であり、美しく誇り高い少女ラフィールだった。帝都までの航行の途中、二人の乗る軍艦は突如、敵国からの攻撃を受ける。避難命令を受けた二人は、爆散する艦を背に、戦乱の中の逃避行を始めて…。