朝湯から帰ってきて、急にお酒が飲みたくなった熊五郎だが、一文無し。ふと表を見ると、隣のおかみさんが鯛の頭としっぽを捨てに行こうとしていた。それを譲り受けて、魚の真ん中にすり鉢を乗せ、何とか格好をつけた。次に酒を手に入れる方法を考える。