様々な罪を犯して収監された受刑者たち。 多くの制約の下、毎日給仕されるそれ程美味しいとは言えない食事が唯一の楽しみとなる。好みのおかずや特別に出されるおやつなどを食べるだけで幸せになれる。 そんな刑務所のとある雑居房。 世間とは隔絶された中、毎日の食事のおかずや甘いおやつなどの争奪戦がひっそりと繰り広げられている。その静かであるが熱い闘いに勝利すると、部屋の各人のおかずなどその時々の賞品を総取りできるのだ。 その勝負とは、部屋の者が順番にシャバで食べた一番美味しかった食い物の話をして、 最も旨そうな話をした者を勝者とするというもの。判定は、話を聞いて「ごくり」とつばを飲み込んだ数が多い者の勝ち。 大騒ぎはできない。看守が飛んできて懲罰を受けてしまう。あくまで静かに思い出を語るのである。そんな雑居房204号室に収監された元サラリーマン・小津(今野浩喜)、窃盗常習犯・八戸(徳井優)、詐欺師・坂井(柳沢慎吾)、暴力団組員・荒木(小沢仁志)のところに銃刀法違反の男・原一平(福士誠治)がやってくる。こうして、おかず争奪戦が繰り広げられている204号で5人の熱い美味い飯語りバトルが繰り広げられる。食い物だけでなく意地やプライドまでもかけた 壮絶に熱い戦いが繰り広げられる!