亡くなった祖父・金蔵 (渡辺哲) の遺言で酒屋を託された吟 (藤原樹)。小さいころに訪れて以来金蔵の自宅兼酒屋を訪れた吟は、客にピッタリの酒を選んで皆を笑顔にしていた金蔵を思い出すが、自分には祖父のように店を続けられないことから店は売るしかないと考える。翌朝、目の前に突然、一歩己 (西山潤)、赤武 (市川知宏)、加茂錦 (大倉空人) が現れ状況が理解できない吟。しかも、弁護士の宝田 (大山真絵子) から知り合いのためにぴったりな日本酒を探してほしいと頼まれるが、日本酒の知識がない吟はとまどうばかり…。そんな中、金蔵の特殊能力で人間の姿を与えられていた日本酒だという「一歩己」「赤武」「加茂錦」がお客様の心をほぐしていく。