羊は牧場にいるおなじみの動物。しかし、我々は羊について本当に分かっているのだろうか。春は羊の出産シーズン。子羊モリーは生まれたばかりだが、お母さんのことを声やニオイで識別できる。羊は顔認識能力が優れている。実験で、群れの仲間の顔や、顔なじみの農家の顔を覚えていることが分かった。さらに人間の感情を理解する力もある。オスのマリオと4歳の男の子は大親友だ。春の天気は変わりやすいが、羊の毛は雨にも寒さにも暑さにも強い。羊は協調性があるように見えるが、実は自分本位。実験により、敵に食べられないように群れの中央にいようとしているだけだと分かる。夏になり、羊たちは山の上の放牧地に行く。ここは昔から毎年訪れている場所。羊たちはGPSが搭載されているかのように、放牧地にたどり着く。

牛は何千年も前から牧場にいる、人間にとってはおなじみの動物。産まれたばかりのハリーの生後12週間を追いながら、驚くべき牛の生態を紹介する。ベテラン農家のニックによると、牛はそれぞれ性格が違う。さらに牛は問題解決能力が高い。自動の牛用ブラシを使って検証する。ネップ･エステートの群れは、自由に動いたり食べたりできて、野生の祖先のような生活をしている。彼らは野生の本能を取り戻し、人間が介入しなくても群れは大きくなる。さらに牛にまつわる誤解をとく。“牛が横になると雨が降る”や“赤を見ると興奮する”というのはウソ。最後は牛が本当に音楽好きなのかを検証する。