氷室たち特命刑事は大東亜銀行から強奪されたスイス銀行の刻印付き純度99％の金塊の行方を追っていた。金塊の引き上げに協力して殺されかかったダイバー、峰岸が巡視船に救出された。峰岸の証言により金塊引き上げ計画の詳細は掴んだが、黒幕の正体まではわからなかった。（Ｃ）東映

暗黒街のフィクサー、高橋一夫。表向きは政財界に君臨する大物実業家。マッドポリスは高橋の内偵を続けていたが、高橋の手口は巧妙かつ狡猾であり、逮捕は事実上不可能かと思われた。氷室は、服役中の高橋の片腕だった男、大沢俊平に証言させるため、囚人として城西刑務所に潜入した。（Ｃ）東映

松村は警察庁長官から緊急の呼び出しを受けた。保守党代議士、土橋勇太郎。その妾の田村尚美が山中湖で何者かに殺されかけた。上層部の判断により、ことの真相は何故か伏せられた。マッドポリスは警察庁の依頼を受け、女を東京の公安分室まで護送することになった。（Ｃ）東映

氷室たちマッドポリスは、警察庁外事局よりの特命を受け、アメリカから来日したフィリップ・モーガンの行動をマークしていた。モーガンたちはアメリカ国籍の日本人、マーサ・水島と娘のダイアナを追っていたが、遊園地で何者かに襲撃され、マーサ・水島は撃たれ、そして、娘のダイアナが誘拐された。（Ｃ）東映

水際立った行動で一瞬のうちに大虐殺を終え、疾風のごとく消え去る血に飢えた殺戮集団。マスコミは彼らを”黒い狼”と呼んで震撼した。彼らが暴走族、暴力団の類ではないことは明白であった。氷室たちマッドポリスは捜査を開始したが、警察庁上層部から捜査打ち切りの命令が下った。（Ｃ）東映