赤ん坊の頃に両親を事故で亡くし、施設で育ってきた、百千ひまり。そんなひまりの16歳の誕生日に突然、亡くなった両親からの遺言状が届き、「百千家」を相続することになる。いざ、地図を頼りに百千家に辿り着くと、そこには葵と名乗る謎の少年のほかに紫、伊勢と呼ばれる先住人が…! ひまりは彼らに「百千家の主は葵だから出ていけ」と言われてしまい……!
百千家での新生活が始まり、ひまりは亡くなった両親の手がかりを探すも、謎が増えていくばかり。葵は何かを隠しているような様子なのだが、ひまりが質問してもはぐらかされてしまう。モヤモヤが募る日々を過ごすひまりは、ある日、百千家の中で、室内にも関わらず、桜の花びらが舞い降りてきたのを発見し――。
転校初日、緊張する中、クラスでの挨拶を終えて優しいクラスメイトたちの反応にほっとするひまり。早速、放課後にクラスメイトを百千家に連れて行くことに。葵たちとの同居を怪しまれないために、協力を頼むひまりだったが、現れた葵や紫、伊勢の姿を見て驚いてしまう。さらに、葵から「友達が死んでいる」と衝撃の一言が……!
火車を家に招き入れてしまった日から、百千家の封印が壊れ、妖怪が溢れてしまっていた。再封印の対応に追われる葵たちに、ひまりはあるマークが見えると話す。ちょうどその時、鵺が火車の罠にかかってしまう。鵺を救うために伊勢は「猩々」の姿になるも暴走してしまい……。
クラスメイトの日高に「自分に近づくと呪われる」と言われてしまうひまり。斑目たちに聞くと、日高はどうやらあまり学校に来ておらず、変な噂があるという。気になったひまりは彼の家に行くも拒絶されてしまう。また帰り道に出会った狐面の子供にも「日高にこれ以上近づくな」と言われてしまう。この出来事を葵に話すと、どうやら日高のことを知っているようで――。
水場にしている泉の穢れをどうにかしてほしいと妖たちに頼まれる葵。幽世の泉の水源は龍神様の聖域のため、本来、泉が穢れることはあり得ないようだ。龍神様と縁があるという紫が龍神様と交信を図るも失敗に終わってしまう。龍神様に何かあったのではと紫たちは泉に向かってみると、穢水のせいで泉は真っ黒に。それと同時に紫が倒れてしまい……。
川井田夏海
Himari Momochi
大塚剛央
Aoi Nanamori/Nue
立花慎之介
Yukari
八代拓
Kasha
羽多野渉
Nachi Takamura