スランプ中のホラー漫画家ジウは、新しいアイディアを求めてソウル郊外の呪われていると噂されるクァンリムマンションを訪ねる。マンションの管理人は不愛想ながら、ここで起きた不思議な事件について話しはじめた。それは“下の部屋から一日中音が聞こえる”と苦情を訴える、5階に引っ越してきた作家の話だった。管理人は、4階は空き部屋で防犯カメラにも何も映っていないことを作家に説明するが…。

作家は、新人賞を総ナメにしながら突然失踪した実在の人物だった。マンションへの興味を深めたジウは再び管理人のもとを訪れる。すると、管理人もジウに興味を持ち、9階に住んでいた女について話し始める。

ジウがマンションで撮った写真には女子高生らしき人物が写っていた。後輩のダヘは制服から優秀な子供ばかりが通う有名私立高校の生徒だと気づく。その少女は勉強に集中するため、母親に興奮剤を服用させられていた。

二日酔いで目覚めたミュージシャンの男は昨晩、昔の恋人の名前を呼んでいたことを今の交際相手から咎められる。元恋人はバレリーナだった。半年前、彼女は妊娠したが、彼に「堕ろせ」と言われ姿を消していた。

不動産会社に勤める男は、詐欺まがいの仲介で顧客から数々のクレームを受けているが全く意に介する様子はない。今日も自らが住むマンションの部屋を強引に契約させる。しかし、この部屋で異変が起こり...。

書き上げた新作を出版社へ持ち込むジウ。作品を読んだ担当編集者は「前作とはレベルが違う」と絶賛。編集者からもっと長いシリーズ作品を要求され困ったジウは、ダヘの制止を振り切り管理人のもとへ向かう。